心を前向きにするコツ

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

私どもの機関誌「センター月報」では、毎月、ビシネス心理学講師 酒井とし夫氏より、商売に役立つ心理学的なヒントやアイデアなどをご紹介いただいております。

今月の「センター月報1月号」では、 前向きに過ごすことができる簡単な心理テクニックについて、ご寄稿いただきました。本日はその原稿の一部をご紹介いたします。

 

酒井とし夫氏

 

リフレーミングのコツ

昨年一年で私はYouTube、LINE公式アカウント、インスタグラムのSNSマーケティングにはかなり詳しくなりました。

これは新型肺炎ウィルスの拡大で講演活動が停止し、まとまった時間を確保することができたからです。SNSについて深く広く学ぶことができ、さらに実践することができました。そのおかげで自身で運営しているYouTubeの登録者は2,000人を超え、LINEの登録者は700人を超え、インスタのフォロワーも
2,000人を超えました。

以前のように毎週毎週各地の講演会場を周っていたらこれほどの知識と経験はインプットできなかったでしょうし、登録者やフォロワーも増えなかったはず
です。

私にとっては「ちょうど良かった」のです。講演活動は休止が相次ぎましたがSNSの知識と経験値が高まりました…このように考え方1つで悪い面を良い面に変えることを心理学でリフレーミングといいます。

(中略)

このように事実は変えられないけど、受け止め方は変えられます。これがリフレーミングです。そして受け止め方が変わると感情が変わり、行動が変わります。すると事実が同じであっても人によって結果が大きく変わることになります。

このような思考が身に着くとどんな環境下でも前向きにトライすることができます。

(中略)

人の視点、ものの見方は面白いですね。同じ事実に遭遇しても一方は困り、一方は喜びます。感情も違うでしょうし、これからの行動も変わってきます。
私は大勢の人の前に立つとワクワクしますが、緊張症の友人はドキドキするといいます。私は冬になって寒くなってくると鍋ものが美味しいので嬉しく思いますが、寒がりの友人は冬は足が冷えてつらいそうです。

Facebook、YouTube、LINE、Twitter、Instagram、Linkedin、Snapchat、TikTokの使い方を調べて活用することは私にとっては楽しい時間です。これらをどうやってビジネスに活かそうかと考えていると楽しくなります。どうやってフォロワーを増やそうかと試行錯誤するのは大いなる楽しみです。新しいSNSを使うのは私にとってエキサイティングなことです。でもSNSは苦手だという同年代もたくさんいます。

目の前に大勢人がいる、冬は寒い、世の中がオンラインシフトするという事実は変えることができません。しかし受け取り方は選択できます。

フレームとは各自のとらえ方の「枠」です。休日に出かけようとしたら雨が降ってきた。「こんな時に降るなんてツイていない」と思い、イライラするのもひとつのフレームです。

「雨か…では今日は読書をして風呂に長く入ってのんびりしよう」と思い、くつろぐのもフレームです。

そしてそのフレームは自分で意識して変えることができます。自分が望む別の枠に意識的に取り換えることができます。これがリフレーミングです。

フレーミングのコツは簡単です。何か起きたら意識的に「ちょうど良かった」「それは良かった」と口に出すことです。するとあなたの脳は即座に自動的に「ちょうど良かった理由」を探し始めるようになります。そして事実の中にあるチャンス、メリットがみえるようになり、その利点や恩恵に気づくようになります。

きっと今年一年もいろいろなことがあるはずです。

発生する事実そのものを変えることはできませんが、受け取り方は自分で選択して変えることが可能です。


酒井とし夫(2021)「街でみつけた商売繁盛心理学 今すぐできる選りすぐりのアイデア 第58回」『センター月報』2021年1月号

感想

自分にとってマイナスな場面に遭遇した時に、今年は「ちょうど良かった」「それは良かった」と口に出せるように努力してみたいと思いました。暗い話題が多い時期だからこそ、心を前向きにして、チャンス・メリットをつかんでいきたいものです。