新潟県内でアンケート調査をする際に気を付ける点とは?

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

最近、「アンケートをしたいのだけれども何に気を付ければ良いのか?」という問い合わせを続けてお受けしました。そこで、本日はアンケートをする際に注意すべき点をお知らせしたいと思います。

 

新潟県 アンケート

アンケートの際に最も注意すべき点とは?

アンケートのご相談で特に多いのが「質問紙(アンケート用紙」の内容についてです。具体的には、「このような質問の仕方で良いのか?」「他の聞き方はないのか?」「質問の順番はこれで良いのか?」「質問の数は多くないのか?あるいは少なくないのか?」「選択肢の内容はこれで良いのか?」「選択肢の並び順はこれで良いのか?」「そもそも選択肢の数はいくつ作れば良いのか?」といったお問い合わせが寄せられます。

その他にも、「アンケートは何枚回収したら良いのか?」「アンケートの回答率はどのくらいが平均か?」といった回収数・率に関するご照会も多いです。

さらに、調査方法に関するご相談も多いです。「郵送調査が良いのか?」「 Web調査は信頼しても良いのか? 」「店頭面接調査でも良いのか?」「郵送法と店頭面接を組み合わせても良いのか?」といったお問い合わせもあります。

確かに気になりますし、心配にもなるでしょう。もちろん、一つひとつ丁寧に検討していく必要があります。

その一方で、経験上「そもそも誰にアンケートをするのか?」「その調査対象で本当に良いのか?」「その調査対象のどんな本音を聞きたいのか?」といったことを今一度、検討することが実は最も大切なことだと感じています。当たり前過ぎるように思われるかもしれませんが、こうした点が意外に定まっておらず、ズレている時があります。その結果、残念ながらアンケートが失敗に終わる時があります。

つまり、どんなに素晴らしい「質問紙(アンケート用紙」 ができあがり、多くの回収数があっても、本当に聞きたかった対象=ターゲットがズレていれば、その調査結果は活用しにくくなります。

以前、読んだ書籍にもこのような記載がありました。

ある掃除用品のパッケージについてリサーチしたときのことです。

新しいパッケージは「おしゃれなデザイン」で「そのまま出しておける」ことが「ウリ」でした。しかし、リサーチの対象となった主婦のほとんどは「容器なんて二の次」と否定的でした。そのなかでごく一部の人が「これなら家事が楽しくなる」と新パッケージを評価しました。

クライアントは、ごく一部でありながらも「これなら家事が楽しくなる」という声があったことから、そのパッケージを採用して商品を発売しました。そして、実際に発売されるとそのパッケージは注目され、製品はヒットしました。

「一部の声」と見るか、「今後のニーズ」と見るか、クライアントはリサーチ結果に加えて、市場全体や消費のあり方を見極めて販売しなければならないのです。その判断ができないのであれば、やみくもにリサーチしてその結果に従うのは危険です。


上野 啓子 (2008年)『マーケティング・リサーチの実践教科書』
日本能率協会マネジメントセンター p.15

上記の話は常に忘れないようにしたいと思っております。

まとめ

調査対象が明確に決まっていても、首都圏を中心としたWeb調査などと異なり、新潟県などでは、その調査対象者のサンプルを確保するのに苦労する時もあり、地方圏ならではの問題もあります。こうした問題についても、いずれ機会をみて、その実態と解決方法などもご紹介したいと思っております。

なお、弊社では新潟県内の自治体・商工会議所・商工会・各種団体・企業様のご依頼にお応えし、アンケート調査のほか、顧客満足度調査、インタビューやヒアリングを用いた調査、社員満足度調査、経済波及効果等に関する調査、各種振興計画の策定など様々なテーマの調査業務などをお引き受けしております。

アンケート調査をはじめとした受託調査のお問い合せ・ご相談は「調査の件で」とこちらまでメールしていただくか、Tel:025-246-3211までお電話ください。

なお、詳しくは「新潟で市場調査(マーケティングリサーチ)など各種調査をお考えの方へ」のページをご参照下さい。