初対面の相手とうまくコミュニケーションを取る方法

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

私どもの機関誌「センター月報」では、毎月、ビシネス心理学講師 酒井とし夫氏より、商売に役立つ心理学的なヒントやアイデアなどをご紹介いただいております。 今月の「センター月報2月号」では、 初対面の人とうまくコミュニケーションを取る方法について、ご寄稿いただきました。本日はその原稿の一部をご紹介いたします。

 

酒井とし夫氏

自己開示

リモートや在宅勤務が増えている影響でしょうか?お客様や周りの人とコミュニケーションがうまく取れないと悩んでいる方が増えているようです。
 
今日は相手と良好なビジネスコミュニケーションを取るための心理学的な簡単な方法を(中略)ご紹介します。
 
先日、出張先でタクシーに乗りました。行き先を告げてふと前のシートを見ると(中略)ネームプレートが目に入ってきました。
 
ドライバーの方の顔写真と名前が書かれています。そしてその下に「趣味 ビデオ鑑賞」と書いていました。私も映画が好きなので思わず声を掛けました。
 
(私)「映画がお好きなんですか?」
(ド)「はい!大好きです。」
(私)「最近のおススメの映画は何ですか?」
 
といった会話が続き目的地まで楽しい乗車時間を過ごすことができました。初対面ですが私はとても嬉しい気持ちになりました。通常、初対面の相手との会話はぎこちなくなるものです。しかし、こういった「コミュニケーションの突破口」があると楽しくコミュニケーションを取ることができます。
 
仕事でも商売でも相手との距離を縮める、お客様と良好なコミュニケーションを取るためには自分から「コミュニケーションの突破口」をみせることが大切です。このドライバーのように相手に対して自分自身のことを語る、明かすことを心理学で自己開示といいます。人は自己開示をされると相手に親しみを覚え、自分のことも相手に話しがしやすくなります。
 
私も名刺、サイト、SNSでよく自己開示をしています。そのため講演先でこういわれることが多いのです。
 
「酒井さんはアーチストの〇〇さんが好きなのですよね。私も40歳を過ぎてから〇〇さんの曲を聞くようになって今では大ファンです」
 
「学生の頃、都内で酒井さんと同じ街に住んでいました」
「私も猫が好きで家では3匹飼っています」
 
初対面であってもこういった会話から相手との距離がぐっと近づきます。
 
「初対面の相手とはうまくコミュニケーションが取れません。どうしたらよいでしょう」と訊かれることがありますが、そんな方は名刺、ネームカード、サイトのプロフィール、営業資料に少し自己開示を加えてみてはいかがでしょう?



酒井とし夫(2021)「街でみつけた商売繁盛心理学 今すぐできる選りすぐりのアイデア 第59回」『センター月報』2021年2月号

感想

待っているだけでは円滑なコミュニケーションにはなりにくいです。だからこそ、自分から情報公開して、相手との共通点などを見つけるのが良いのかもしれません。もちろん、自分の話題ばかりでは嫌われるので、程良い自己開示を心がけたいものです。