新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。
縁あって先月まで外部寄稿の機会をいただいておりました。そこで、本日はその内容の一部をご紹介したいと思います。
地元・近隣地域からの集客・売上を伸ばす方法とは?
寄稿させていただいたのは、新潟県商工会連合会様の機関紙「商工連ニュースにいがた」です。4月号から9月号までの5回にわたって連載させていただきました。
ご依頼いただいたのが「販路開拓に取り組んでみよう」というコーナーです。5回の連載を通じて、以下のような新潟県内の4事業者による売上向上に向けた取組事例をご紹介いたしました。
- 9月号「ネット通販に取り組むポイントとは?」(洋菓子店:HAPPY SUGAR)
- 8月号「あなたの会社はホームページにどんな情報を掲載していますか?」 (美容室: Hair & Make L’la citta<ララチッタ> )
- 7月号「お客様の知りたいことを伝える!新聞折込チラシの作り方」 (スーパー:エスマート)
- 6月号「この時期に発信すべき情報とは?」 (美容室: Hair & Make L’la citta<ララチッタ> )
- 5月号「手軽に始める! 手書きPOP広告の書き方」(土産物店:十一屋商店)
掲載させていただいた4事業者の方々には、連載前に取材・面談をさせていただきました。その際、情報発信のポイントとして、以下のような趣旨のことを皆さん、共通にお話されていました。
情報発信する際には自分の言いたいことを伝えるのではなく、お客様の知りたい情報や不安・不満を解消するような情報を発信するようにしている
実際、連載でご紹介した美容室では、洗浄やマッサージなどにより頭皮と髪をケアする「ヘッドスパ」をお客様に提案するときには、商品名と価格だけを示すのではなく、「ヘッドスパを担当するのはどのようなスタッフなのか?」「自分の頭皮の健康状態を確認する方法とは?」「頭皮をケアするには?」など、 お客様の興味や関心が高い事柄などを文章と写真、イラストを活用してWebsiteで詳しく説明されています。
なお、取材・面談させていただいた各事業者が使用されている情報媒体はWebsiteやblogであったり、FacebookやInstagramg、Twitter、LINEであったり、あるいは新聞折込チラシやPOP広告だったりとバラバラでした。それでも、情報発信のポイントとして挙げられた点は上記のように一致していました。
景気が悪化してくると、目先の売上を確保するめために、お客様のことを無視した自分勝手な提案をしがちです。しかし、連載でご紹介した各事業者では、新型ウイルス禍で先行きが不透明な状況であっても自分の思い込みで提案するではなく、まずは目の前のお客様の興味・関心や悩みに向き合い、それに応えていくような情報発信に注力されていました。そこがとても印象的でした。
最後に
今回、寄稿の機会をいただきました新潟県商工会連合会様、そしてお忙しいところ、取材に応じていただいた掲載事業者の皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。