新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。
本日は、定期的に掲載している 「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」の第91回です。
優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師 酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。
売れるキャッチコピーの作り方
酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム
今回のお手本キャッチコピー
『お金持ち10人の○○研究』
お金持ち10人の研究なんて興味が湧きますね。そして、10という「数」もキャッチコピーでは重要です。
例えば「素肌美人の洗顔テクニック」よりも「素肌美人10人の洗顔テクニック」の方に訴 求力があります。
「○○検定合格者の勉強法」よりも「○○検定合格者10人の勉強法」の方に訴求力があり ます。
「長生き食生活」よりも「新潟の長寿10人の食生活」の方に訴求力があります。酒井とし夫(2018)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』2018年4月号
「ブログ記事の書き方」よりも「カリスマブロガー10人の文章術」の方に訴求力があります。
「うまいお米」よりも「お米のプロ10人が選ぶ本当にうまい米」の方に訴求力があります。
数は「2人」とか「3人」では少なすぎますが、「10人」という「数」があれば読み手の興味を引くことができます。
感想
数字については、「3」や「7」などを使ったキャッチコピーをよく見かけます。これは「7つの大問題~奇数を使ったキャッチコピー事例~」でも紹介されているように、奇数が好まれることが反映されているかもしれません。
一方、今回ご紹介された「10」という数字は奇数ではないものの、数の多さ、いわゆる「量」を感じるので、信頼感や安心感を感じやすくなるのかもしれません。