新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。
本日は、定期的に掲載している「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」の第81回です。
優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師 酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。
売れるキャッチコピーの作り方
酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム
今回のお手本キャッチコピー
『○○するだけで』
新聞広告をみていたらこんなコピーがたくさんみつかりました。
「指先ひとつで…」
「手足首につけるだけで…」
「入れておくだけで…」
「浸けおきするだけで…」
どれも手軽さ、簡単さをうたったコピーばかりです。
人は「問題や悩みを解決したい」と思っていますが、さらにこうも思っています。
「できるだけ簡単に、手間をかけずに、問題や悩みを解決したい」
だから、サービスの質や商品の高機能を訴求するより
「○○するだけで簡単にできる」
ということを訴求した方がコピーの反応は良くなります。
(酒井とし夫(2017)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』2017年9月号)
感想
酒井先生がおっしゃる通り、人は「できるだけ簡単に、手間をかけずに、問題や悩みを解決したい」と思う時があります。私のような面倒くさがりの人が意外に多いのではないでしょうか。
そのため、「◯◯するだけ」といった表現や、「すぐに◯◯できる」「誰でも◯◯できる」「無理なく◯◯できる」といった言い回しに反応しがちな面があるのかもしれません。