新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。
本日は、定期的に掲載している 「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」の第93回です。
優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師 酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。
売れるキャッチコピーの作り方
酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム
今回のお手本キャッチコピー
『◯◯が普通になっていませんか?』
冷え性は体質だから仕方がない、毛髪が薄いのは遺伝だから仕方がない、やせないのは家系 だから仕方がない、物覚えが悪いのは昔からそうだから仕方がない、腰痛は持病だから仕方が ない、寝つきが悪いのはいつものことだからしかたがない、そんな風に思っている人でも内心ではその状態をなんとか解決したいと思ってます。このキャッチコピーはそんな人に向けた訴求力のあるコピーです。
「手足の冷えが普通になっていませんか?」「シャンプー後の抜け毛が普通になっていませんか?」
「太った体型でいることが普通になっていませんか?」
「眠れないことが普通になっていませんか?」
「腰の痛みが普通になっていませんか?」
といった応用ができます。本文では「あなたの悩みや苦痛は当たり前のことではないのです。改善の余地があるのです、そのためにはこういった方法やサービスがあります…」という文章構成になります。
酒井とし夫(2018)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』2018年5月号
感想
酒井先生がおっしゃるように、「どうせ…」と消費者があきらめている悩みや不安、不満は多いのかもしれません。だからこそ、自社で取り扱っている商品が何からの問題の解消につながるのではあれば、「◯◯が普通になっていませんか?」とお客様に問いかけてみるのも良いかもしれません。