新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。
本日は、定期的に掲載している「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」の第75回です。
優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師 酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。
売れるキャッチコピーの作り方
酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム
今回のお手本キャッチコピー
『ダイエットをやめて体重を落とそう』
「ダイエットで体重を落とそう」…これだと普通のコピーです。そうではなく
「ダイエットをやめて体重を落とそう」
とすると、読み手に「えっ!?」と思わせる面白いキャッチコピーになります。
応用すると次のようになります。
「ガリ勉をやめて成績を上げよう」
「貯金をやめてお金を増やそう」
「手を抜いて美味しい料理を作ろう」
「運動せずに健康になろう」
「お金をかけずに豊かになろう」
「頭金がなくても家を建てよう」
「センスがなくてもお洒落になろう」
…それぞれ、学習塾、投資アドバイス、料理教室、健康食品、節約法、ローン相談、衣料品販売やアドバイス等に使えるキャッチコピーになります。
アメリカのセールスライターJ・シュガーマンは「広告文の1/4以上を読ますことができれば、最後まで読む確率が高まる」といっています。ということはほとんどの広告物(チラシ、DM、サイト等)は冒頭部分さえ読まれていないということです。
それはなぜか?
キャッチコピーで「えっ!?」とか「おっ!?」と思わせていないからです。
広告の冒頭で読み手の興味を引かないとどんなに本文で商品のメリットや特徴を述べても無駄です。あなたも日々ポストに投函されたり、新聞に折り込まれている広告物は「えっ!?」「おっ!?」と思わないから、ほとんどそのままゴミ箱に捨てているはずです。広告物で最大限注力すべきは冒頭のキャッチコピーです。
(酒井とし夫(2017)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』2017年3月号)
感想
もちろん、キャッチコピーも大切ですが、キャッチコピーの後に続く文章で、お客様に納得・共感してもらえるような理由・証拠を示せるかどうかもポイントとなりそうです。