新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。
本日は、定期的に掲載している「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」の第62回です。
優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師 酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。
売れるキャッチコピーの作り方
酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム
今回のお手本キャッチコピー
『大好評の○○をさらにお求めやすく』
昨日、TVを見ていたら車のCMで次のように言っていました。
「最近、○○を買う人が増えています」
私は瞬間的に「へえ、そうなんだ…。○○を買う人が増えているのか」と思いましたが、増えているとは具体的にどれだけの数なのか、何と比較してどれだけ増えてるのかは分かりません。
でも、何気なくこういったCMを見ている人はそこまで考えずに無意識に
「そうなんだ…。○○って売れているのか」
と受け止める人が多くなります。
そして、何かの機会に友だちに次のように言うことになります。
「○○って売れているらしいよ」
そのため、あなたの商品を訴求するときも
「座り心地の良いソファーです」
ではなく
「最近、話題の座り心地の良いソファーです」
「座り心地の良さが大人気のソファーです」
「座り心地が良いと好評のソファーです」
というように話題になっている、売れている、評判が良いことを含めて訴求した方が効果的です。
もちろん嘘はいけませんが、あなたの扱う商品も買う人が増えていたり、人気がある、あるいは評判の良い商品があるはずですからコピーでは遠慮なく使って良いわけです。
(酒井とし夫(2016)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』2016年3月号)
感想
酒井先生がおっしゃるとおり、嘘はいけません。ただし、最近、売上が伸びていたり、人気があったり、評判が良かったりすることは、お客様にとって有益な情報です。ですから、しっかりと自信をもって伝えたいものです。