新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。
本日は、定期的に掲載している「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」の第47回です。
優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師 酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。
売れるキャッチコピーの作り方
酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム
今回のお手本キャッチコピー
『手取り足取り○○します。』
何かに挑戦したい、何かを始めたい、習い事を始めたい…そう思っていても「私にできるだろうか?」「他の人についていけなかったらどうしよう?」「厳しい先生だったらイヤだな」と思う人は大勢います。
そんなときに「親切にやさしく指導します」といったコピーを使うのもよいのですが、下記のようにもう少し具体的に表現すると読み手は安心します。
「100回同じことを聞かれてもニコニコ笑顔で教えるパソコン教室です」
「手取り足取りあなたが『なるほど!』と納得するまで指導します」
「専門用語やカタカナ用語は一切使わない、ゆっくりと話す先生が指導します」
といったように「親切」「やさしく」という抽象的な言葉を視覚や触覚や聴覚に訴えるコピーに置き換えると読み手は具体的にイメージしやすくなります。
(酒井とし夫(2014)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』2014年10月号)
感想
初心者の場合、色々と不安が多いものです。そんな不安を解消してくれる具体的な表現があると、安心しやすくなります。初心者が一体、どんなことに不安を持っているのか?を一度、考えてみると、キャッチコピーのヒントに出会えると思います。