こんにちは、新潟経済社会リサーチセンターの江口です。
本日は、定期的に掲載している「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」について、ご紹介します。
優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師・酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。
酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム
今回のお手本キャッチコピー
『○○の読者の方へ素晴らしいご提案』
新聞の折り込みチラシで次のようなコピーを見かけたことはありませんか?
「△△新聞をお読みの方へ 特別なご案内」
「□□新聞読者の方へ 特別なご案内」ありきたりなコピー表現ではありますが、このようなコピーを見かけると、つい「おっ!何だ?」と思ってしまいます。
例えば下記のAとBを比べてみてください。どちらがあなたの興味を引くでしょうか?
A「特別なご案内」
B「センター月報の読者の方へ 特別なご案内」A「耳寄りな情報」
B「新潟市にお住まいの方へ 耳寄りな情報」どちらもBの方が読み手の関心を引きます。
このように、たとえどんなことであっても、「自分が関係している条件」がコピーに含まれていると、人は興味と関心を引かれるのです。
そのため、単に「お得情報」「特別サービス」と表現するよりも、
「○○をお読みの方へ お得情報」
「○○地区にお住いの方へ 特別サービス」
「○○施設をご利用の方へ 限定割引」というコピー表現をすると、読み手の目を引きつけることができます。
(酒井とし夫(2012)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』No.467)
最後に
今回は「あなたに朗報~事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方・8」と同じく、ターゲットを限定する方法をご紹介しました。
以前、酒井先生は「『あっ!自分のことだ』と思わせることができたらそのキャッチコピーは上手なコピーです」とおっしゃっていました。そう思ってもらうには、ターゲットを絞れるだけ絞るのがポイントだと思います。
したがって、思い切って一度、ターゲットをググッと絞ってみましょう。きっと、今までとは異なる反応が生まれるはずです。