お酒の楽しみAtoZ vol.01

新潟経済社会リサーチセンターの江口です。

私どもの機関誌「Monthly」では、村山和恵氏より、日本酒にまつわるコラムを毎月、ご寄稿いただくこととなりました。本日はその原稿の一部をご紹介いたします。

 

お酒の楽しみAtoZ

こんな私にSAKEがした!?

「はじめまして」

こんにちは。日本酒を楽しむ女性コミュニティ「にいがた美醸(びじょう)」を主宰する村山和恵と申します。今回から大好きな日本酒およびそれらにまつわるアレコレを書き綴ってまいりますので、よろしくお願いします。今回は初回ですので、自己紹介と活動内容の紹介をいたします。

(中略)

「酒蔵見学で育まれた地元愛」

さて、にいがた美醸の主な活動は「テーマを設定したお酒の会」「部活動」「酒蔵見学」などですが、人気が高いのは「酒蔵見学」です。このところ、コロナ禍で足を運ぶことが叶いませんが、これまで約60蔵に足を運んでまいりました。酒蔵見学を重ねて感じたことは、メンバーそれぞれがお酒に対する愛着を強くしたことはもちろん、地域に対する愛着や誇りをも醸成できたということです。コミュニティ発足時には狙っていたわけではないのですが、なぜそうなったのか?考えてみると、酒蔵見学における2つの要因が影響していたものと思います。

1つ目は、酒蔵とともに酒蔵のある地域を楽しむということです。見学は午前中に伺うことがほとんどですが、見学終了後の昼食では、かならずその地域のものを食べ、見学に訪れた酒蔵さんのお酒をいただくことにしています。2つ目は、可能な限り公共交通を利用し、最寄りのバス停や駅から歩いて伺います。新潟県内とはいえ、自分の生活圏とは異なるまちを歩くことは新鮮な体験ですし、徒歩だからこその発見があります。ちょっと不便なほうが多くを体験できるため、より記憶に残るのです。

「広がる楽しさ」

「部活動」の中で盛んなのは和太鼓部「酔龍(すいりゅう)」と、「酒芸部(しゅげいぶ)」です。「酔龍」は、会員のつながりで太鼓を習う機会に恵まれたことがきかっけとなり、今年で7年目を迎えましたが、地域のイベントにお声掛けいただくなど、披露の機会をいただいています。「酒芸部(しゅげいぶ)」については、酒蔵さんのグッズをリメイクして楽しむ活動です。

楽しみが楽しみを呼び、2年前からは私たちが監修する酒蔵で働く素敵な「人」にフォーカスし、さらには酒造年度である7月から始まるユニークな「蔵男・蔵女(くらだん・くらじょ)カレンダー」の制作と発売も行っております。

このように、どんどん活動が多岐にわたっている私たちですが、「こうでなければならない」というガチガチな雰囲気はなく、メンバーがそれぞれのペースで自由に関わっています。そんな「ゆるやかさ」を大切にしながら、今後もほろ酔いの上機嫌で活動を楽しんでまいります。



村山和恵. お酒の楽しみAtoZ. Monthly. 2021, 4・5月号, pp.22-25.

感想

ご紹介いただいた 「にいがた美醸(びじょう)」の活動の中でも、 酒蔵見学が地域への愛着や誇りにつながったというお話が印象的でした 特に「ちょっと不便なほうが多くを体験できる」という視点は忘れないようにしたいと感じました。

日本酒にまつわる新しい連載のスタートです。今後のコラムにご期待ください。