冬季オリンピックで実施されるウィンタースポーツの競技人口は?【中学生編】

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

先日、過去の冬季オリンピックのメダル獲得状況について、お伝えいたしました。その際、冬季オリンピックで実施される競技・種目について、趣味としてではなく、競技として取り組んでいる国内の選手数はどのくらいなのか?疑問に感じたため、その競技人口を調べた結果をご紹介したいと思います。

ただし、大学生や社会人の競技人口については、公表されているデータが少ないため、中学生と高校生の「ウィンタースポーツの競技人口」を確認してみたいと思います。具体的には、日本中学校体育連盟「加盟校調査集計」の結果¹を今回、お知らせいたします。

そのため、スキーやスケート、アイスホッケーの結果であり、他の競技は掲載していません。

 

スケート 競技人口

 

中学生男子のスキー・スケート・アイスホッケーの競技人口

まずは、中学生男子の競技人口をみてみましょう。スキー・スケート・アイスホッケーの競技人口をまとめたのが、下のグラフです。

 

ウィンタースポーツ 中学男子

 

中学生男子のスキーの競技人口

中学生男子のスキーについては、この10年間に限ると、2011年度がピークで概ね緩やかに減少しています。

2017年度の競技人口を都道府県別にみると、一番多い都道府県は「東京」となっています。てっきり積雪の多い地域が第一位だと思っていたので、正直なところ、ビックリしました。なお、第二位が「新潟」、第三位が「長野」、第五位が「秋田」となり、積雪の多い県が並んでいますが、第四位が「大阪」となり、こちらも予想外の結果となっています。参考までに3年前と比べると、「東京」「新潟」「長野」「大阪」は減少しているものの、「秋田」は微増しています。

 

スキー 競技人口 中学

 

中学生男子のスケートの競技人口

中学生男子のスケートは2017年度で150人となっており、スキーの約1割の規模となっています。直近の10年間に限定すると、2013年度がピークで、その後4年連続で前年を下回っています。

2017年度の競技人口を都道府県別にみると、「北海道」と「長野」が多く、次いで「青森」と「群馬」が続いています。

 

ウィンタースポーツ スケート 中学 都道府県別

 

中学生男子のアイスホッケーの競技人口

中学生男子のアイスホッケーについては、この10年間に限ると、2009年度がピークとなっており、長期的にはやや減少傾向で推移しています。

2017年度の競技人口を都道府県別にみると、「北海道」が圧倒的に多くなっています。以下「青森」「栃木」「東京」「福島」が続いています。

 

アイスホッケー 中学 競技人口

 

中学生女子のスキー・スケート・アイスホッケーの競技人口

続いて、中学生女子の競技人口をみてみましょう。スキー・スケート・アイスホッケーの競技人口をまとめたのが、下のグラフです。

 

ウィンタースポーツ 中学女子

 

中学生女子のスキーの競技人口

中学生女子のスキーについては、この10年間に限ると、男子と同様に2011年度がピークで、その後概ね緩やかな減少傾向をたどっています。

2017年度の競技人口を都道府県別にみると、一番多い都道府県は「愛知」となっています。男子と同様に、予想外の結果となっています。以下「長野」「新潟」「東京」「福島」の順となっています。参考までに3年前と比べてみると、中学生男子と同様に「東京」で大幅に減少しているほか、「新潟」「福島」でも減少しています。ただし、「長野」は増加しています。

 

スキー 競技人口 中学

 

中学生女子のスケートの競技人口

中学生女子のスケートは、直近の10年間に限定すると、2015年度がピークとなっていますが、長期的には概ね横ばいで推移しています。

2017年度の競技人口を都道府県別にみると、「東京」が最も多く、以下「長野」「北海道」「群馬」「山梨」となっています。

 

ウィンタースポーツ スケート 中学 都道府県別

 

中学生女子のアイスホッケーの競技人口

中学生女子のアイスホッケーについては、2017年度で40人と他の競技に比べて人数は少ないですが、この10年間に限ると、概ね緩やかに増加しています。

2017年度の競技人口を都道府県別にみると、「北海道」と「秋田」が特に多くなっています。

 

アイスホッケー 中学 競技人口

 

感想

高校生についても別途、調べてみましたが、少し長くなりましたので、後日、改めてご紹介したいと思います。

なお、スキーについては都道府県別にみると、中学生男子の第1位が東京、中学生女子の第1位が愛知という点には驚きました。積雪の多い地域がトップだと勝手に思い込んでいました。やはり思い込みには注意したいものです。

なお、高校生については、以下の「冬季オリンピックで実施されるウィンタースポーツの競技人口は?【高校生編】の投稿でまとめているので、念のため、お知らせいたします。

 

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¹

日本中学校体育連盟「加盟校調査集計」の統計データを活用させていただきました。この場を借りて感謝申し上げます。