野菜好きな地域はどこ?家計調査からみる自治体ランキング!

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

先日、鍋やおでんに使用する具材について調べてみました。その際、分かりやすさに配慮して白菜・春菊といった「生鮮野菜」を除外しました。

そこで、本日は「生鮮野菜」に対象を絞り込み、家計の消費動向(需要動向)について調べましたので、その結果をご紹介したいと思います。

 

野菜

 

生鮮野菜の消費動向

生鮮野菜に対する家計の消費動向については、総務省「家計調査」を使って確認していきましょう。なお、「家計調査」の見方については、こちらの投稿をご確認下さい。したがって、業務用・加工用については除外してあります。

 

生鮮野菜の支出動向

まずは、「生鮮野菜」に対する1世帯当たりの年間支出金額の推移を確認します。

下のグラフをみると、概ね横ばいで推移しています。ただし、最近の3年間は年間7万円を超えて、やや増加傾向にあるようです。もちろん、天候不順等による野菜価格の上昇なども関係していると思われます。

 

生鮮野菜の消費支出

 

月別の支出金額

また、2017年の支出金額を月別にみると、7月と8月の支出額がやや低い一方、12月の支出額が高くなっています。はくさい、えのきたけ、生しいたけ、だいこん、ねぎなどの支出金額が12月に高くなっているので、鍋の具材としての利用が増加の一因となっているかもしれません。

 

生鮮野菜の月別の支払金額

 

品目別の支出金額

品目別にみると、トマトへの支出金額が年間で最も大きくなっています。以下、きゅうり、ねぎ、たまねぎ、キャベツなどと続いています。概ね年間を通して購入頻度の高い品目や、様々な料理に利用できるような用途の広い品目が上位となっているようです。

 

生鮮野菜の人気ランキング・購入頻度

 

年代別の支出金額

さらに、2017年の支出金額を世帯主の年齢階級別にみると、「60~69歳」や「70~79歳」など高齢者層で支出金額が高くなっています。

 

生鮮野菜に対する世帯主別の支出額

 

地域別の消費ランキング

参考までに1世帯あたりの年間支出金額(2015年~2017年平均)を都道府県庁所在市(政令指定都市を含む)別¹にみると、「横浜市」が1位、続いて「東京都区部」が2位の支出金額となるなど、首都圏の自治体が上位となっています。生鮮野菜の種類別にみても、葉茎菜、根菜、他の野菜のいずれの種類とも首都圏の自治体が上位に名をつらねています。なお、数量でみても首都圏の自治体が概ね上位となっています。

 

生鮮野菜の都道府県別の消費量

 

こうした中、私たちが住む新潟市は年間の支出金額で3位、数量で1位と野菜好きな地域の一つとなっています。種類別にみると、葉茎菜の金額が23位であるものの、根菜、他の野菜とも3位となっています。また、葉茎菜も数量では6位となっています。

 

感想

新潟市が野菜好きな地域の一つというのは、正直、意外でした。

米にスポットが当てられがちですが、様々な野菜を広く摂取しているようです。それだけ様々な料理方法や食べ方の工夫もされていると思いますので、こうした面からの地域のアピールにも繋げられるかもしれません。

 

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¹

都道府県庁所在市(政令指定都市含む)の結果はサンプル数が少ないため、参考として記載しました。必ずしも実態を反映しているとは限りませんので、ご注意下さい。