飽きられない授業・講義・セミナーの進め方と工夫

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

いよいよ2017年も残りわずかとなりました。お陰さまで、多くの方々からお声がけいただき、忙しく過ごさせていただいた1年となりました。

特に今年という訳ではないのですが、振り返ってみると、近年、大学生や高校生の授業でお話する機会・仕事が多くなっている印象です。そこで、授業で話すことを通じて感じたことを本日は、ご紹介いたします。

 

授業 セミナー 講義 講演会

 

授業で話す際に注意すべき点

ビジネスの話を授業で話す際には、注意しなければならないことが多いです。

例えば、社会人と比べて学生は仕事の経験が少ないので、「このくらいは伝わるだろう」という点が伝わらない時があります。そのため、より詳しく時間をかけて優しく話す必要があります。いつも通りに「マーケティング」「ビジネスモデル」といった言葉を使っても伝わりません。

もちろん、ビジネスの話をする時だけではありません。生徒の方々に何かしらの行動をとってもらう時も漠然と「このあたりに○印を付けて下さい」というのではなく、「5ページの右下の空欄に小さく○印を付けて下さい」といった感じです。細かく指示しないと、「このあたりとは、どのあたりですか?」という質問を受ける場合があります。

もう一つ、注意しなければならないのが学生の「集中力」です。「興味があるテーマではない」と感じると、急に関心が薄れていくのが話をしていても分かります。それは、講義するテーマに興味がある人ばかりではなく、授業なので止む無く参加している人が多いことが関係しているのかもしれません。

そのため、話し手が自分の話したいことだけを一本調子の直球勝負で話していくと、飽きられてしまうケースが多いと感じます。本筋とはズレるのかもしれませんが、変化球が必要となります。

つまり、手間はかかるのですが、生徒同士で話し合う場面を設ける、生徒に質問をする、生徒に問題を与えて解いてもらう、映像を活用する、事例を紹介する、話し方に強弱をつける、といったことを授業時間に散りばめることが大切となります。

このような工夫については、「その程度ならば当たり前」という人もいらっしゃるかもしれません。確かに慣れればどうというものでもないのかもしれません。しかし、社会人向けに自分のペースで話し続けるのに慣れてしまっている人にとっては、結構な負担となります。

一方、「そこまでしなければならないのか…」と思う人もいらっしゃるかもしれません。私もその一人でした。しかし、自分の話したいテーマに興味のない人にも理解してもらうためには、こちらから歩み寄るしかありません。歩み寄り、工夫した結果、そのテーマに興味のない人も関心を持ち、そのまま最後まで集中して聞いていただければお互いにハッピーになれると思います。

まだまだ、完璧にできているわけではないのですが、できるだけの工夫を続けていきたいと思っています。

 

まとめ

一方的に話すだけの講義に比べて、変化球を取り入れた講義は当然ながら「準備時間」がかかります。何事もそうですが、この「準備時間」をしっかり確保することが良い授業には欠かせないようです。

なお、学生向けの授業は社会人向けの講演会・セミナーで話す際にも参考となる点が多いので、今後、応用していきたいと思っています。