都道府県別でみたスマートフォン・タブレット型端末の普及率(保有割合)とは?

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

先日、総務省「平成27年通信利用動向調査」の結果が公表されました。この調査は情報通信機器の保有状況などを調査するものです。

データを都道府県別に確認してみると、新潟県の特徴がみえてきましたので、今回から2回にわたって県内の保有状況などをご紹介していきます。

 

 

スマートフォン 普及率

 

情報通信機器の保有状況

まずは情報通信機器の保有割合を全国的にみると、下のグラフのようになります。なお、保有割合とは世帯全体における各情報通信機器の保有割合を指しています。

グラフをみると、「携帯電話・PHS(スマートフォンを含む)」や「パソコン」の保有割合はほぼ横ばいで推移しています。一方、「スマートフォン」の保有割合をみると、急速に上昇しており、平成27年末で72.0%となっています。「パソコン」の保有割合(76.8%)に近づきつつあります。

また、「タブレット型端末」は33.3%と水準は低いものの、着実に上昇を続けています。

 

情報通信機器の保有状況

 

新潟の保有状況は…

続いて、情報通信機器のうち、「パソコン」「スマートフォン」「タブレット型端末」の保有割合を都道府県別にみてみたのが下の表です。

 

都道府県別の情報機器の保有割合

 

保有割合の高い都道府県をあげると、「バソコン」では東京都、愛知県、奈良県。「スマートフォン」では東京都、愛知県、福井県。タブレット型端末では千葉県、東京都、静岡県となっています。

さらに3機器とも上位10位までに入った都道府県をみると、東京都、愛知県、千葉県、福井県の4都県です。人口密度が高く、さらには若者の居住者が多い都道府県が比較的、上位になるだろうと予想していましたが、概ねその通りの結果となっています。こうした中、福井県が上位に位置しています。もしかしたら、情報への感度が極めて高い地域なのかもしれません。

それでは、新潟県の順位をご紹介します。新潟県は「パソコン」で21位、「スマートフォン」で8位、「タブレット型端末」で13位となっています。個人的な感想としては、「思っていたよりも上位だなあ」というものです。

念のため、過去の順位と比較してみると、3年前の平成24年調査時は、「パソコン」で30位、「スマートフォン」で41位、「タブレット型端末」で34位となっています。したがって、近年、急速に情報機器の保有が広がったのかもしれません。ただし、調査年によって順位の上下が激しいことなどから、参考程度でみる必要があるようです。

最後に「インターネット」の利用状況も確認しておきます。

 

都道府県別インターネットの利用者割合

都道府県別インターネットの利用者割合・スマホ・タブレット

 

過去1年間にインターネットを利用したことがある人の割合を全国的にみると、76.9%となっています。

これに対して、新潟県は71.0%にとどまり、都道県別では37位となっています。インターネットを利用した機器別にみても、特にパソコン、スマートフォンで40位前後と下位に位置しています。

 

まとめ

今回の調査結果をみると、新潟県では「パソコン」「スマートフォン」「タブレット型端末」の保有割合が急速に高まっているものの、こうした機器を使って、インターネットを利用する人の割合は全国に比べてまだ低い状況にあるようです。

しかし、情報機器の保有が着実に拡がっていることを考えると、それに応じて、インターネットの利用者の割合は新潟県でも高まり、全国並みの水準にまで達するのではないかと個人的には期待しています。

 

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注:インターネットの利用者割合は全国的には83.0%と公表されています。ただし、都道府県別でみた場合については、無回答を含んだ結果も公表されており、他の設問との整合性などを考慮して76.9%の数値を採用しました。