統計データで確認!ラグビーの競技人口は?


新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

ラグビーワールドカップ2019日本大会が盛り上がりをみせています。そこで、本日は日本におけるラグビーの競技人口を調べてみましたので、その結果をご紹介いたします。

 

ラグビー 人口

ラグビーの競技人口

競技者登録の推移

まずは、小学生から社会人までの全世代にわたるラグビーの競技人口を確認したいと思います。

公益財団法人 日本ラグビーフットボール協会¹の競技者登録データをみると、平成30年度で男性が90,370人、女性が4,672人となっています。また、過去3年間の推移をみると、男性は緩やかな減少傾向をたどっている一方、女性は増加傾向で推移しています。

男子ラグビー競技者人数

女子・ラグビー・競技人口

競技者登録の内訳

次いで競技者の内訳、具体的には世代ごとのチーム数や人数を確認します。

公表されている平成29年度のデータによると、男性では「ラグビースクール」²(不特定の学校に属する小学生または中学生により構成されたチーム)の選手人数が最も多く、次いで「高校」「一般クラブ」「大学」となっています。一方、女性をみると 「ラグビースクール」の選手人数で全体の6割近くが占められています。

男女とも「ラグビースクール」がトップとなっており、今後の競技人口の裾野拡大が期待されます。

日本ラグビーフットボール協会 チーム数 登録者数 競技者 男子

ラグビー女子 競技者数

都道府県別にみた競技者登録

さらに、都道府県別の内訳もみてみましょう。

平成30年度の競技者登録データを都道府県別にみると、男性では「東京都」が最も多く、以下「大阪府」「神奈川県」「福岡県」などの順となっています。一方、女性でも「東京都」が最も多く、以下「大阪府」「神奈川県」「兵庫県」などが続いています。特に「東京都」や「大阪府」などではラグビースクール、中学校、高校、大学、社会人、一般クラブなど幅広い世代にわたって、数多くのチームが登録されています。

ラグビー・競技人口・都道府県

男子高校生のラグビー競技人口

続いて、ラグビーの競技人口を他の競技と比べてみたいと思います。ただし、スポーツごとの競技人口を表した統一的なデータは存在しません。そこで、あくまでも参考として、主たる競技者区分の一つである男子高校生の競技人口をもとに、他のスポーツと比較してみたいと思います。

公益財団法人 全国高等学校体育連盟 「平成30年度加盟・登録状況【全日制+定通制】」³によると、男子・ラグビーフットボールの加盟・登録人数は21,702人となっています。柔道、登山よりも多く、剣道、水泳(競泳)よりも少なく、全体では13番目の人数となっています。

高校生 スポーツ部活動人数 男子

また、 男子・ラグビーフットボールの加盟・登録校数および人数とも、少子化の影響もあってか、緩やかな減少傾向をたどっています。

男子ラグビーフットボール高校部活動

なお、公益財団法人 全国高等学校体育連盟のデータには、 野球が含まれていませんし、クラブチームも入っていません。

新潟県の動向

最後に私たちの会社がある新潟県の動向についても、触れておきたいと思います。

まずは、 公益財団法人 日本ラグビーフットボール協会によると、平成30年度の新潟県男性の競技者登録は817人となりました。これは47都道府県中の31位の人数です。これに対して、新潟県女性は74人となり、17位でした。

一方、 公益財団法人 全国高等学校体育連盟 「平成30年度加盟・登録状況【全日制+定通制】」 をみると、新潟県の男子高校生の加盟・登録人数は323人となっています。柔道、登山よりも多く、弓道、剣道よりも少なく、11位の人数となっています。全国よりも順位が2つ上がっています。

高校生 スポーツ部活動人数 男子 新潟県

感想

女性の競技人口は男性に比べれば少ない水準ですが、着実に増加していたのが印象的でした。来年の東京オリンピックでは、男女とも7人制ラグビー (セブンズ) への出場が確定していますので、きっと素晴らしい試合が観戦できるでしょう。

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¹ ³

本投稿では、公益財団法人 日本ラグビーフットボール協会、公益財団法人 全国高等学校体育連盟の統計データを活用させていただきました。この場を借りて感謝申し上げます。

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ラグビースクールの説明は、公益財団法人 日本ラグビーフットボール協会のWebsite「日本協会登録ラグビースクール一覧」の記述を掲載いたしました。
https://www.rugby-japan.jp/RugbyFamilyGuide/Rugby-school.html