3分でわかる!新潟県の個人消費の動向(2016年2月)

 

こんにちは、新潟経済社会リサーチセンターの銀山です。 さて、 当センターでは、独自に行っている 県内の企業様へのヒアリング調査やアンケート調査と、毎月発表される経済指標を通じて、 県内の景気動向を分析し基調判断を毎月おこなっています。

そこで、今日は2016年2月の基調判断を紹介します。

 

 

2月の基調判断:横ばいで推移している県内経済
~個人消費は横ばいながらも一部に明るさがみられる~

○雇用状況は改善している。

○また、個人消費は横ばいの動きが続いているものの、一部に明るさがみられる。

○生産活動や住宅投資は横ばいで推移している。

○一方、公共工事は減少している。

詳しくはグラフで見る県内経済をご覧ください。

 

個人消費の動向

2月の県内経済の基調判断では、個人消費を「横ばいで推移している」から「横ばいながらも一部に明るさがみられる」に表現を変更しております。

そこで、今月は個人消費の動向を、消費関連の統計を中心にみていきたいと思います。

 

経済産業省が毎月発表している「商業動態統計」をみると、1月の新潟県の百貨店・スーパー販売額は前年比+1.6%と2カ月連続で前年を上回りました(図表1)。惣菜のなどを中心に好調が続いているようです。

1603-5

▲図表1.百貨店・スーパー販売額の推移(前年比)

 

1月の専門量販店販売額(家電・ドラッグストア・ホームセンターの販売額合計、全店)は前年比4.0%増となりました。12月は暖冬の影響などで前年を下回りましたが、1月は寒さが本格化したことに加え、ドラッグストアが好調だったことで2カ月ぶりに前年を上回りました。また、家電も12月、1月と前年を上回ってきております。

1603-2

▲図表2.専門量販店販売額の推移(全店、前年比)

 

2月の乗用車(軽含む)新規登録・届出台数は前年比9.1%減となり、19カ月連続で前年を下回っています。2015年4月に引き上げられた自動車税の影響が残る軽自動車が全体を押し下げていますが、軽自動車以外の登録車は前月を上回る月も徐々に出てきており、反転の兆しがみられるようになってきました。

1603-3

▲図表3.乗用車(軽含む)新規登録・届出台数の推移(前年比)

 

このように個人消費に関連する統計をみると、食料品や日用品などの消費財は好調が続いており、家電や自動車などの耐久消費財は低調ながらも、上向きの動きがみられました。

 

小売関係の企業様のお話をうかがうと、「10~12月は暖冬の影響もあり、消費が弱かったが、1月以降は徐々に戻ってきている」「販売する量は前年と変わらないものの、高品質・高機能な機種が売れていて、単価が上がっている」などの前向きな声が聞かれてきております。このまま、消費が上向いてくれることを期待したいところです。

 

まとめ

新潟県の個人消費は長らく横ばいで推移してきましたが、足元では横ばいながらも一部に明るさがみられる状況となってきました。今後は、この一部の明るさが全体に広がるかどうかを注意深くみていきたいと思います。