人前で話すコツとは?講師を依頼されたら必ずやるべきこと

 

こんにちは。新潟経済社会リサーチセンターの江口です。

弊財団では、新潟県内の企業、商工会議所・商工会、行政機関の皆様を対象に講演会・セミナーや研修会などへの講師派遣をおこなっています。その際、「講師を育成するために、社内で何をされていますか?」と聞かれる時があります。

そこで、おこがましいのですが、今日は弊財団での講師育成の現場と、そこからの気づきをご紹介いたします。

 

社員研修会講師

 

講師を養成するには…

先日、弊財団の若手研究員を対象に、講師養成の訓練をおこないました。若手研究員は講義用のパワーポイントと、セリフが書かれた台本をもとに、何度も練習し暗記して当日を迎えます。

当日は他の先輩研究員を前にして、練習してきたとおりに、講演します。講演終了後、先輩研究員から書面と口頭でアドバイスをもらう、という流れです。

今回、対象となった若手研究員によると、「52回」声を出す練習をしてから臨んだそうです。確かに、講演時には、多少、声がかすれていました。

当然ながら、それだけの練習量をこなしているため以前に比べると、随分、聴きやすくなったと私は感じました。本人も講演後に「何度も声に出して練習する中で、段々と自信をもって語れるようになってきました。さらに、この部分はもっとゆっくり話す、あの部分に入る時は、少し間を開ける、といった工夫の余地にも気がつけました」と笑顔で語ってたのが印象的でした。

 

藤村正宏著『人の心をつかんで離さない 無敵の話す力』のご紹介

人前で話すコツには様々なものがあるでしょうが、このように、ひたすら「練習」するのが基本だと思います。

もちろん、話す際の細かなテクニックなどは必要です。ただし、まずは練習量を増やすのが先だと思うのです。私自身の経験を振り返っても、量をこなす中で、自然と自信と余裕が生まれてきたと実感しています。その後に細かなテクニックを考えていった方が最初からテクニックに走るよりも、無理なく話せるようになる気がします。

こうした「練習」の大切さに気がついたのは、藤村正宏(2005)『人の心をつかんで離さない 無敵の話す力』ぜんにち出版 を読んでからです。

 

 

藤村正宏氏は、練習がビジネスに必要だと力説されています。

 

「練習」しなければ、誰だってひと前で話すことなんて絶対にできないのです。
いつも思うことなんですが、今のビジネスには「練習」という概念が不足している。

あなたは何か「練習」したことがありますか?

「子どものころにピアノを習っていたので、よく練習したわ」
「少年野球をやっていたんだけど、毎日の練習、楽しかったな~」
「高校の部活で、アイスホッケーの練習はすごく厳しかった」

などなど、誰しも練習したことありますよね。
そういうあなたに質問です。
最近、あなたのビジネス分野で、何か「練習」したことがありますか?

(中略)

プレゼンのリハーサルとかいって、ちょっと1、2回やってみる程度で終わってませんか?
台本を書いて、暗記して、必死に伝えるように練習を繰り返す。
これが本当のプロなのです。

藤村正宏(2005)『人の心をつかんで離さない 無敵の話す力』ぜんにち出版 PP.131~134

 

まとめ

学生時代を思い出して、思いっきり「練習」するのが大切なようです。

私も現状に甘えることなく、精進を重ねたいと思います。