新潟のオススメの食②~枝豆~

 

前回に引き続き、オススメの酒の肴をご紹介します。今回は、ビールに欠かせない定番中の定番、枝豆をとりあげたいと思います

 

新潟は5月から枝豆が楽しめる

枝豆といえば夏のイメージですが、新潟では早くも5月から収穫がはじまり、食卓に並びなす。最も早いのは「弥彦娘」で、その後、「黒崎茶豆」「ゆうなよ」などが登場し、10月の「丹波黒大豆」まで、約半年間も楽しむことができます。

枝豆と酒

▲“ざる入り”で大量に食べるのが新潟流

 

これほど多くの種類の枝豆をすべて旬で味わうことのできる地域はおそらく新潟だけではないでしょうか。それもそのはず、新潟県の枝豆作付量は全国の都道府県で1位です。

edamame

 ▲ 都道府県別にみた枝豆の作付面積、収穫量、出荷量
(画像をクリックすると鮮明に見えます)

 作付面積はトップ、収穫量はなぜ2位?

しかし、表をみるとわかるとおり収穫量は千葉県に逆転されて2位になってしまいます。この理由を新潟県庁の食品流通課の担当者に尋ねたところ、「実が熟すのを待って収穫する関東産と違い、新潟産は、実の大きさよりも風味や鮮度を優先し、7~8分の実の入りのときに収穫するためかも知れません」との答えでした。

つまり、若取りにこだわって小ぶりな豆を収穫しているからなのですね。新潟の枝豆の品種に「弥彦」、「越後」、「一人」など、「娘」の字が多く使われていることにも納得です。

ただし、若取りによって風味は向上しますが、鮮度の低下も早くなります。収穫した当日のみずみすしさを味わってもらうためには、どうしても遠方への出荷は難しくなります。したがって、出荷量はさらに落ちて全国第6位、千葉県の約半分になってしまいます。

それでは、収穫量と出荷量の差、年間2,000t以上の枝豆は、果たしてどこへ行ったのでしょうか? 新潟県人は枝豆を大ざるで“大量消費”しますから、恐らくは自家消費されていることでしょう。

 

今日の一言

新潟は枝豆の生産量だけでなく、消費量もトップクラスです。

しかし、例えば仙台のずんだ餅のように、新潟で枝豆を使った郷土料理や加工食品が意外と少ないと感じます。耕作放棄地などで枝豆の生産量を増やし、新しい特産品開発に結び付けられるといいですね。

【関連投稿】

→ 「新潟の枝豆の消費量を数字で確認してみました