販路開拓・創業成功事例セミナーで感じたこととは?

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

弊社では行政の皆様のほか、商工会議所様や商工会様などの各種団体の皆様から、講演会・セミナーの講師派遣を年間60回程度、ご依頼いただいています。

こうした中、先月末に村松商工会様主催の「販路開拓・創業成功事例セミナー」に講師としてお邪魔いたしました。その際、私のほかに、もう1名、講師の方がいらっしゃり、2人で協力しながらお話をさせていただきました。その講師の方の講義がとても刺激的な内容でしたので、今日はその時の様子をお伝えしたいと思います。

 

新潟県 販路開拓セミナー

 

販路開拓・創業成功事例セミナーの様子

今回、私のほかに講師を務めていただいたのが、村上市でパティスリー「HAPPY SUGAR」を営む内山智子氏です。内山さんは2010年に出身地である村上市(旧荒川町)で開業し、現在、カフェやオンライン販売にも取りくまれていられます。

特にFacebook、InstagramといったSNSを活用して積極的に情報を発信していらっしゃるほか、最近では、県外や市外の企業等からの依頼に応えて、お菓子教室の講師として、様々な地域を訪れていられます。

今回のセミナーでは、お客様の視点からみた「今後の情報発信」のあり方について私からお話させていただきましたが、内山さんからは、創業から現在に至るまでのご苦労や、これまでに挑戦してきたこと、さらに経営者の視点からみた「今後の情報発信」のあり方などをざっくばらんに語っていただきました。

 

創業セミナー

▲講義をする内山智子氏

 

内山さんの話をお聞きし、特に「勉強になったな~」と感じたのは以下の3点です(あくまでも私なりの解釈です)。

 

1.やりたいことは口に出す

自分自身のやりたいことを明確にすればするほど実現性が高まる、といったことを講義では話されていました。

しかも、自分のやりたいことは自分の心にとどめておくのではなく、周囲に伝えていくことが大切だとも語られていました。まずは家族やスタッフ、友人に直接、伝えていく、さらにblogやSNSでも発信していくと、それを聞いてくれた人たちの中から、手伝ってくれる人、協力してくれる人が現れ、自分のやりたいことが実現できるようになってきているとおっしゃられていました。

毎日、漠然と仕事をするのではなく、自分のやりたいこと、いわば目標を定め、それを有言実行していくことの大切を学んだ気がしました。

 

2.自分が感じたことを素直に情報発信する

情報発信する際は、「反応があるとよいな」「売れてほしいな」といった余計な気持ちは捨てた方が良いということも語られていました。ただ単に自分が「きれい」「美味しそう」と思った写真を素直にそのまま掲載・発信した方がお客様からの共感が得られやすいそうです。

「邪念を捨てる」ともおっしゃられていましたが、自分の気持ちに正直になることが情報発信のポイントであると感じました。

 

3.スタッフには指示ではなく、依頼する

スタッフには「こうしなければならない」と指示しても受け入れられない時が多いのではないかとも話されていました。むしろ「私はこうしていきたいので、それを手伝ってほしい」と依頼をした方がスタッフには心から行動してもらえると、おっしゃられていました。自分のやりたいことにスタッフから協力してもらうという姿勢でスタッフと向き合うことが大切なのだと感じました。

ご紹介した上記の3点のポイントのうち、この「3.スタッフには指示ではなく、依頼する」という話が特に心に響きました。どうしても上下関係の間柄では、一方的に指示ばかりしがちです。そのため、「依頼する」という言葉に意外性があり、しかも納得性が高かったです。

 

まとめ

改めて考えてみると、スタッフに「手伝ってほしい」と依頼するためには、自分のやりたいことが常に明確になっていならければならないでしょうし、余計な下心なく、素直に伝えることも必要でしょう。つまり、「3.スタッフには支持ではなく、依頼する」には、「1.やりたいことは口に出す」ことや「2.自分が感じたことを素直に情報発信する」ことが欠かせないということなのかもしれません。

上記3点以外にも、行動力あふれる内山さんの話は刺激的であり、あっという間に時間が過ぎていきました。内山さん、良いお話を聞かせいただき、ありがとうございました。また、貴重な場を設定していただいた村松商工会様にも感謝申し上げます。

なお私の場合、単独で講師を務める機会が大半ですが、このように2人で講師を務めると、私自身も発見が多く、今までとは違う視点からお話をさせてもらったり、これまでと異なる説明をしたりと、講義の幅が広がったように感じました。機会があれば、このようなコラボレーションによるセミナーにも引き続き挑戦したいと思った一日でした。