リーダーシップとは?山口周著『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』の感想

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です

最近、ある研修会に2日間にわたって参加いたしました。研修内容としては、初めて出会った数名の方々とチームを組み、与えられた課題に対する提案を議論しながらまとめあげて、最後にその提案を発表するというものでした。

親しくはない間柄の中で、自分の主張を述べる一方で、チームメイトの主張にも耳を傾けながら進める作業は、「リーダーシップ」と「フォロワーシップ」を改めて考えるとても良い機会となりました。

そこで、今回と次回にわたり、「リーダーシップ」と「フォロワーシップ」を考える際に参考となる書籍をご紹介したいと思います。

 

リーダーシップ

 

リーダーシップとは?

まずは、リーダーシップの意味を確認しておきましょう。

フリー百科事典「ウィキペディア」によると、以下のように説明されています。

 

リーダーシップは研究の歴史も古く、非常にさまざまな議論がなされ、定義も多岐に渡るが、一例として以下の定義が挙げられる。

自己の理念や価値観に基づいて、魅力ある目標を設定し、またその実現体制を構築し、人々の意欲を高め成長させながら、課題や障害を解決する行動。[2]

 

「リーダーシップ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。

2017年10月31日 (火) 13:44 UTC、URL:http://ja.wikipedia.org/

執筆者注:[2]は脚注として、「グロービスMBA経営辞書」が表記されている。

 

以上の説明によればリーダーシップとは、目標達成に向けた仕組み作りと行動と整理できそうです。

こうした中、2日間にわたった研修作業に取り組んでいる途中で、思い起こした書籍とその記述部分を以下にご紹介いたします。

 

山口周著(2013年)『世界で最もイノベーティブな組織の作り方 』(光文社新書)の感想

今回は、山口周著「世界で最もイノベーティブな組織の作り方』 (光文社新書)をご紹介します。イノベーティブな組織を作るためのリーダーシップの発揮方法について書かれた書籍です。恐らく会社で何かしらのチームをまとめる立場の人であれば、何度も読みたくなるような示唆に富む内容となっています。

特にご紹介したいのは次の箇所です。

 

こういった一連のハリウッド映画が観客に提起しているは、「権威は必ずしも正しいリーダーではない。リーダーとは危機意識を持って自ら動き出す人のことである」という批評であり、もっと突き詰めて言えば、「自ら動け、それがリーダーだ」というメッセージです。

(中略)

「自分には権限がないので」ということをよく口にする管理職がいるのですが、ではその人は権限を手に入れたら何かを始めるでしょうか?僕はそうは思いません。

 

山口周(2013)「世界で最もイノベーティブな組織の作り方』 (光文社新書)

 

先日の研修会でも、性・年代・職業・役職が違うメンバーの中で一つの提案をまとめていく際には、「誰かがまとめてくれる」という受け身ではなく、一人ひとりが「自ら動く」ことが大切であると痛感しました。もちろん、「俺が俺が」と独りよがりではいけませんが、まとめていく作業には能動的に加わらないと良い提案にはなり得なません。自ら発言する一方で、他のメンバーの意見にも耳を傾けながら、最後には「まとめる」という強い意思と行動があって初めて、人前で発表できる水準にまで高めることができたと思います。

 

まとめ

それにしても上記に引用した箇所は強烈な文章です。反省するしかありません。「自分には権限がないので」と似た言葉を過去にたくさん発してきました。

今回の研修会を機に、改めて「自ら動き出す」ことに挑戦してきたいと思います。