秋の代表的な果物である「西洋なし」の出荷量について調べてみました


新潟経済社会リサーチセンターの神田です。10月にはいり、本格的な秋の訪れを感じるようになりました。秋は果物が美味しい季節であり、多くの果物が旬を迎えます。今回は、秋の代表的な果物のひとつであるとともに、新潟県においても栽培が盛んな「西洋なし」についてご紹介します。

 

西洋なしの収穫量および出荷量の推移

農林水産省の「作況調査(果樹)」によると、全国における平成30年産の西洋なしの収穫量は、少雨や台風の影響などから前年比7.6%減少の26,900トンとなりました。一方、平成30年産の西洋なしの出荷量は23,700トンとなり、収穫量と同様に減少しています。ただし平成21年以降の直近10年間の推移をみると、平成収穫量、出荷量ともに概ね横ばいで推移しています。

新潟県における西洋なしの収穫量および出荷量の推移

続いて、新潟県における西洋なしの収穫量及び出荷量をみてみます。平成30年産の収穫量は前年比25.4%減少の1,670トン、出荷量は同25.4%減少の1,470トンと、いずれも減少しています。ただし、直近10年間の推移では、全国と同様に概ね横ばい推移となっています。

西洋なしの都道府県別の出荷量割合

次に、平成30年産の西洋なしの都道府県別の出荷量割合をみると、山形県が65.8%と約7割を占め、全国一の出荷量を誇っています。次いで青森県が6.3%、新潟県が6.2%、長野県が5.9%などとなっており、西洋なしの栽培地域が東北地方に集中していることがうかがえます。

おわりに

一般に、「西洋なし」といえば「ラ・フランス」が有名ですが、新潟県では「ル・レクチェ」を中心に、新潟市や加茂市、三条市などで栽培されています。「ル・レクチェ」が店頭に並ぶのは例年11月下旬とのことですが、甘くとろけるような食感と芳醇な香りが特徴の「ル・レクチェ」を召し上がってみてはいかがでしょうか。