3分でわかる!新潟県の景気動向(2015年12月)

 

こんにちは、新潟経済社会リサーチセンターの銀山です。 さて、 当センターでは独自に行っている県内の企業様への業況調査と、毎月発表される経済指標を通じて、 県内の景気動向を分析し基調判断をおこなっています。

今日は12月の基調判断を紹介します。

 

12月の基調判断:横ばいで推移している県内経済
~設備投資は増加している~

○生産活動や個人消費、雇用状況はいずれも横ばいで推移している。
○設備投資は増加しているものの、公共投資は減少している。
○総じてみると、県内経済は横ばいの動きとなっている。

詳しくは「グラフで見る県内経済」をご覧ください。

 

新潟 賃金動向

 

現金給与総額が3カ月連続で前年を上回る

前述の12月の基調判断のとおり、新潟県の個人消費は横ばいが続いていますが、消費の基となる給与は2015年8月以降、3カ月連続で前年を上回って推移しています(図表1)。

物価変動の影響を考慮した実質現金給与総額の推移をみると、8月が前年比3.0%増、9月が同0.4%増、10月は同0.3%増となっています。実質現金給与総額が3カ月連続で上回るのは2011年10-12月以来、約4年ぶりとなります。

また給与への影響が大きい所定外労働時間数も足元の10月では同3.1%増と、8カ月ぶりに前年を上回っています。

 

給与

▲図表1.新潟県の給与総額(前年比・事業規模5人以上)と所定外労働時間の推移

 

新規求人数は8カ月ぶりに前年を上回る

また、景気の先行指数でもある新規求人数も、11月は4.9%増となり、9カ月ぶりに前年を上回りました(図表2)。このところ減少傾向にあった卸・小売業やサービス業などが増加に転じたことが主な要因となっています。

 

無題

▲図表2.新潟県の新規求人(全数)の業種別寄与度分解

まとめ

日経平均株価は年明け以降、大きく下落しており不透明感が強まっていますが、県内の足元の経済指標をみると、前述のとおり好転の動きをしているものもあります。

足元の県内経済は横ばいで推移していますが、こうした指標の上昇が続けば、今後、県内経済が上向くことも期待できると思います。所得増や雇用増を背景にGDPの約6割を占める個人消費が上向き、景気を押し上げることを期待したいところです。