部活動の人数 スポーツ競技種目別の人気ランキング【中学生編】

スポーツ人口

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

これまで日本生産性本部「レジャー白書」を活用させていただき、野球、サッカー、スキー・スノーボード、バスケットボールなどの参加人口をみてきました。ただし、10代の調査対象数が限られているため、中学生や高校生の実態が把握しにくい面がありました。

そこで、公益財団法人 日本中学校体育連盟や公益財団法人 全国高等学校体育連盟の統計により、中学生や高校生の「スポーツの競技人口」を確認してみたいと思います。

このうち、本日は中学生の競技人口をご紹介したいと思います。

 

スポーツ競技別の生徒数

日本中学校体育連盟「加盟校調査集計」¹をもとに、競技別の加盟生徒数(平成30年度)をまとめたのが下の表です。

 

中学生の部活動の人数・競技人口 ランキング

 

男子については、サッカーの生徒数が第1位。第2位との差が大きく、やや突出した数となっています。以下、軟式野球、バスケットボール、卓球、ソフトテニス、陸上競技の順となっています。

一方、女子ではソフトテニスが最も多く、以下、バレーボール、バスケットボールの順となっています。以上の3競技が他の競技に比べて特に人気が高くなっているようです。

下の表のとおり、主に成人を対象とした調査である日本生産性本部「レジャー白書」²の結果とは、当然ながら異なる傾向となっています。特に中学生の場合、球技が上位に位置しています。

 

スポーツ部門の参加人口 

 

スポーツ競技別の生徒数の推移

次いで、競技別の生徒数の推移を確認してみましょう。

 

中学生 男子 部活動 生徒数 推移

 

男子では軟式野球の減少が目立っています。最近は野球に限らず学校の部活動ではなくクラブチーム等で各種競技を続ける生徒も多いので、単純にご紹介したデータが実態を表している訳ではないと思われますが、やや気になる落ち込み幅となっています。

その他では、少子化の影響で中学校の生徒数全体が減少しているにもかかわらず、卓球、バドミントンなどで概ね増加が続いています

続いて、女子についてみてみましょう。

 

中学生 女子 部活動 生徒数 ランキング 推移

 

図にしてみると、ソフトテニス、バレーボール、バスケットの人気の高さが改めて実感できます。こうした中、卓球のほか、図にはありませんがサッカー、軟式野球などで生徒数が概ね伸びています。

 

新潟県のスポーツ競技別の生徒数

最後に、私たち新潟県の数字も確認しておきましょう。

 

中学生 部活動 競技人口・人数 ランキング 新潟県 

 

男子は卓球が最も多く、以下、軟式野球、陸上競技、バスケットボール、ソフトテニス、サッカーの順となっています。これら6競技が1競技当たり約2,500~4,300人の水準にあり、人気スポーツとなっているようです。中でも、卓球が第1位というのは意外でした。

女子はバレーボールとソフトテニスがそれぞれ3,500人前後となっており、特に生徒数が多くなっています。以下、陸上競技、卓球、バスケットボール、バドミントンの順です。

全国と新潟県の順位を比較すると、新潟県の男子では卓球、陸上競技、柔道などが全国に比べて順位が高くなっています。一方、新潟県の女子ではバレーボール、陸上競技、柔道などの順位が全国に比べて高くなっています。なお、男子・女子とも順位は高くないものの、当然ながらスキーの生徒数は他の都道府県に比べて多くなっています。

 

感想

クラブチームの影響もあるとは思いますが、男子で野球の生徒数が予想以上に減少している点に少々、驚きました。その一方で、少子化にもかかわらず、男女とも卓球の生徒数が着実に増加している点にも驚く結果となりました。

 

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なお、高校生については、以下の

部活動の人数 スポーツ競技種目別の人気ランキング【高校生編】

の投稿でまとめてみましたので、念のため、お知らせいたします。

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なお、ウィンタースポーツについては、以下の

冬季オリンピックで実施されるウィンタースポーツの競技人口は?【中学生編】

の投稿でまとめてみましたので、念のため、お知らせいたします。

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¹

公益財団法人 日本中学校体育連盟「加盟校調査集計」の統計データを活用させていただきました。この場を借りて感謝申し上げます。

²

公益財団法人 日本生産性本部「レジャー白書」の統計データを活用させていただきました。この場を借りて感謝申し上げます。

 

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【追記(2019年8月13日)】

公益財団法人 日本中学校体育連盟「加盟校調査集計」が更新されたことから、一部のデータや表現を修正・追加いたしました。