自己紹介のポイントとは?(ビジネス用の例文ご紹介)

 

先日、自己紹介の方法をご紹介した、新潟経済社会リサーチセンターの江口です。

その際、就職活動中の面接事例をお伝えしたのですが、「ビジネスの現場ではどうするの?」との問い合わせをいただきました。そこで、本日は名刺交換後の自己紹介の事例を紹介していきたいと思います。

 

名刺交換

 

山田ズーニー著『あなたの話はなぜ「通じない」のか』のご紹介

自己紹介のやり方は人それぞれであり、正解はないのだと思います。その人の個性が伝われば、どのような方法でも良いと思います。

ただし、自分の個性を知るだけでも難しいのに、それを相手に伝えるのはさらに難しいと感じる人も多いと思います。しかも、自己紹介のやり方など、なかなか他人から習うこともないですからね。

そこで、本日は色々ある自己紹介の方法の一つを参考までにお伝えいたします。

具体的には、山田ズーニー著(2006)『あなたの話はなぜ「通じない」のか』ちくま文庫 に掲載されている事例をご紹介します。この書籍はコミュニケーション全般をテーマにした著名な書籍ですが、自己紹介の方法についても言及されています。とても分かりやすく解説されていますので、そのエッセンスをお伝えしていきます。

書籍のポイントとは?

本書では、自己紹介に「時間軸」の視点を入れることをすすめており、それがとても新鮮です。

例えば、自己紹介の時、自分の名前や所属先・肩書だけを述べるだけでは物足りない時があります。

かと言って、自分の実績や資格、免許、受賞歴といった過去の話も自慢話になりかねません。

そこで、過去の経験を踏まえての今の活動内容、加えて今後の抱負、未来の目標を述べることが推奨されています。この「過去-現在-未来」に一貫性を持たせることで、初対面の人に信頼されやすくなるようです。

 

例文で確認!

それでは、具体的な事例をみていきましょう。

最初はA案です。よくある名刺交換後の自己紹介事例です。

 

「㈱平成医療機器、営業の田中です。」

山田ズーニー著(2006)『あなたの話はなぜ「通じない」のか』ちくま文庫

これでは印象に残りにくいと思った時には「過去-現在-未来」を意識してみます。

まずはB案です。

 

「㈱平成医療機器、営業の田中です。私は、医療機器の技術者を3年やって営業にきました。ですから技術面をよく理解した営業ができます」 (過去-現在)

(山田,2006)

続いてC案です。

 

「㈱平成医療機器、営業の田中です。今、医療現場のニーズと技術開発の想いに距離があるなと感じています。だから、医療現場と技術者の架け橋になれるような営業マンを目指しています」 (現在→未来)

(山田,2006)

「過去-現在」あるいは「現在→未来」の話を添えると、A案に比べ、その人柄が感じられるようになってきます。そこで、この2つの案をつないでみます。

 

「㈱平成医療機器、営業の田中です。私は、医療機器の技術者を3年やって営業にきましたので、技術面をよく理解した営業ができます。そこで今、医療現場のニーズと技術開発の想いに距離があるなと感じています。ですから、医療現場と技術者の架け橋になれるような営業マンを目指しています」 (過去-現在→未来)

(山田,2006)

どうでしょうか。「過去-現在-未来」に関わり合いが感じられ、その結果、田中さんの個性が随分、伝わるようになった気がします。

 

まとめ

今回、ご紹介した事例では、「過去-現在-未来」のつながりを意識するのがポイントとされていました。確かに、このつながりを意識するだけで、相手の印象は大きく変わると思われます。

そこで、参考までに私自身もこの書籍の力を借りながら、自己紹介案を考えてみました。

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私は新潟経済社会リサーチセンターの江口です。金融機関に勤務後、現在の地銀系シンクタンクに出向しています。主に、地元ならではの料理メニュー開発やオプショナルツアーの販売など、観光地を元気にするお手伝いを10数年、続けています。今後は、勘や思い付き、話題作りだけではなく、収益や宿泊人数、顧客満足度といった数字による検証を交えた地域づくりを目指していきます。

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どうでしょうか。まだまだ工夫が足りないかもしれません。今回の書籍と前回ご紹介した書籍をもう一度、読み直して、気の利いた自己紹介ができるように頑張ってみたいと思います。

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【就職活動などの面接事例については、こちらをご覧下さい】

→ 「例文で理解する!自己紹介の仕方とは?(面接事例のご紹介)