3分でわかる!新潟県の住宅投資の動向(2016年9月)

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口大暁です。

当センターでは毎月、新潟県経済の基調判断を発表しています。

当センターが独自に行っている 県内の企業様へのヒアリング調査やアンケート調査と、毎月発表される経済指標を通じて、 県内の景気動向を分析し基調判断をおこなっています。

そこで、今日は9月の基調判断を紹介します。

 

9月の基調判断:横ばいで推移しているものの、一部に弱さがみられる県内経済

~公共投資は減少している~

○公共投資は減少している。

○生産活動は弱含んでいる。

○個人消費は横ばいで推移している。

○住宅投資は持ち直している。

○総じてみると県内経済は横ばいで推移しているものの、一部に弱さがみられる。

 

詳しくは「グラフで見る県内経済」をご覧ください。

 

 

新潟県内の住宅投資の動向

9月の県内経済の基調判断では、住宅投資を「持ち直しつつある」から「持ち直している」に表現を変更しております。

そこで、今月は住宅投資の統計をみていきたいと思います。
国土交通省が毎月発表している「建築着工統計」をみると、8月の新潟県の新設住宅着工戸数は前年比5.5%増と3カ月連続で前年を上回りました。

それぞれ内訳をみると、

○持家の着工戸数は、前年比1.5%減の637戸となり、4カ月ぶりに前年比減少

○貸家は同12.5%増の350戸となり、3カ月連続で前年比上昇

○分譲は同119.4%増の68戸となり、2カ月ぶりに前年比上昇

となっています(図表1)。

 

201609住宅

▲図表1.新設住宅着工戸数の推移(前年比)

 

また、3カ月平均(6-8月)では前年比+24.8%、6カ月平均(3-8月)でも10.6%となっており、足元は持ち直しの動きが続いていることがみてとれます(図表2)。

 

201609住宅3.6ヶ月

▲図表2.持家・貸家の3、6カ月平均(前月比)

 

まとめ

住宅ローンやアパート向けローンの金利が低水準となっていることや、住宅地の地価平均も下落傾向で推移し宅地需要の下支えとなっていることから(詳しくは、2016年10月12日のブログ「3分でわかる!新潟県の地価調査結果(2016)」をご覧ください)、引き続き新潟県の住宅投資は「持ち直し」の動きが続くと思われます。今後も持ち直しの動きが続くか注視していきたいと思います。