後光効果(ハロー効果)の活用方法とは?

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

私どもの機関誌「センター月報」では、毎月、ビシネス心理学講師 酒井とし夫氏より、商売に役立つ心理学的なヒントやアイデアなどをご紹介いただいております。

今月の「センター月報3月号」では、自分自身や会社に対して好印象を抱いてもらいやすくする方策について心理学的な観点からご説明いただきました。本日はその原稿の一部をご紹介いたします。

 

ハロー効果

 

資格・受賞歴などをいかしましよう!

 

私のことを知っている人は分かると思いますが、私はフツーにその辺にいる気のいいおじさんです。

(中略)

なまけ心もあるし、人見知りもするし、たまには飲みすぎて泥酔する50代です。

でも、資格を持っていて、TVで紹介され、有名人と一緒に講演をしています、と書くとなんだか実物よりも「ちゃんとした人」のように思えます。

これは私個人を直視するというよりも、「資格、マスコミ、有名人」というイメージを通して私をみるからです。

このようなイメージが好印象をもたらすことを心理学では後光効果(ハロー効果)といいます。

(中略)

おそらくあなたにも「後光」はあるはずです。例えば次のようなものがありませんか?

・資格

・受賞歴

・コンテスト参加履歴

・有名人が使っている

・著名人が推薦してくれている

私は以前、あるお米屋さんと話していたときに次のようにいわれました。

「あの有名な歌手のKさんは何十年もウチからお米を買ってくれています」

Kさんは超有名歌手です。私はびっくりしました。

でも、そのお店ではKさんのことをお客様に伝えていませんでした。なぜ、Kさんにひとこと了承を得て、推薦してもらわないのか?

「当店のお米は美味しいです」と訴求するのは、私が講師資料を書くときに「私は一生懸命に講演をします」と書くのと同じです。それでは他との「差」は生まれません。Kさんと一緒に撮った写真、ひと言コメント、色紙、推薦文をなぜもらおうとしないのか、なぜ手元にある宝を使って後光を生み出さないのか…。

(中略)

すでに高いブランドイメージがあり、ネームバリューがある会社やお店はこのような「後光」を利用する必要はありません。でも、日本の法人の9 割は中小零細企業。

利用できる「後光」があるのであれば、それはどんどん利用した方がいい。

ひとついえることは「後光」は待っていても手に入らない、ということ。自分から資格を取るなり、受賞するなり、コンテストに参加するなり、マスコミや有名人や著名人にアプローチして初めて手に入るものです。さて、あなたの商品やサービスに結びつけることのできる「後光」は何でしょうか?

(もちろん、後光を手に入れても、クオリティが低いと逆効果であり、リピートにはつながらないことはいうまでもありません)

 

酒井とし夫(2017)「街でみつけた商売繁盛心理学 今すぐできる選りすぐりのアイデア 第12回」『センター月報』2017年3月号

 

最後に

「ひとついえることは『後光』は待っていても手に入らない、ということ」の箇所には、とても共感いたしました。「後光」に限らず、商売とは待っていても何も変わらず、主体的に行動するしかないと改めて感じました。