農商工連携を推進!ご当地グルメの開発で絶対に失敗しない方法・6

 

「ご当地グルメの開発で絶対に失敗しない方法」と題して、連載でご紹介している新潟経済社会リサーチセンターの江口です。

これまで、その土地ならではの料理を作る際には、「それなりの意図や理由をもとに決めないと、長続きする料理にはなり得ません」とお伝えしてきました。

それでは、どうやって料理内容を決めたら良いのか?このヒントを前回に続いて、ご紹介したいと思います。

 

季節感を意識しましょう

名物料理の開発を進めるにあたっては、当然ながら、その土地で作られた食材を使用するのはもちろんのこと、できるだけ収穫・製造時期に応じた食材を使用し、季節感を打ち出していくことにも注意を払いたいものです。

しかしながら、実態としては、他の地域で作られた食材や、年間を通して同じような食材を使用しているケースもみられます。

その要因としては、様々な理由があるのですが、「えっ、そんな食材が作られていたの?」といった具合に、案外、その土地で作られている食材を旅館側が知らない、という場合も多いような気がします。

 

農林漁業関係者との話し合いの場を持とう

そこで、旅館関係者に対しては、地元の農林漁業関係者や食品メーカーとの間で、食材の種類・特徴、収穫・製造時期、収穫・製造量などに関して、情報を密接に交換することをおすすめしています。

併せて、以前、その土地で食べられていた料理内容、調理方法、食材の内容などについても、掘り起こしておくと、新しいヒントに出会えるチャンスにもつながります。

 

地元らしさにこだわったスイーツ

▲地域の食材をうまく活用したいものですね。

 

相互に意見を出し合うことが鍵

もちろん、旅館関係者は地元の食材だからといって安易に仕入れるのではなく、地元で作られ、かつ美味しく優れた食材を品質・価格の面から厳しく見極めることも大切です。

一方、農林漁業・食品メーカーの関係者も納品した食材が適正に調理されているかどうかを厳しい目で確認することも重要です。

つまり、双方がお互いの品質に関して意見交換を重ねていくことがとても大事であり、地域全体の「食」の品質・魅力を押し上げることにつながります。

その結果、地域内の旅館と生産者間の取引が拡大し、地域全体が潤うことにつながると思います。

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以上、6回にわたってお伝えしてきた「ご当地グルメの開発で絶対に失敗しない方法」の連載は今日で終了です。また、切り口を変えて、ご当地グルメについては、改めてご紹介していきたいと思います。