初対面の印象を良くする方法とは?

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

私どもの機関誌「センター月報」では、毎月、ビシネス心理学講師 酒井とし夫氏より、商売に役立つ心理学的なヒントやアイデアなどをご紹介いただいております。

今月の「センター月報8月号」では、初対面で印象を良くする方法について、ご寄稿いただきました。本日はその原稿の一部をご紹介いたします。

 

初対面の印象

 

 

それは自己暗示…

人の印象は3秒で決まるという心理学者がいます。30秒で決まるという学者もいます。3分で決まるという人もいます。何秒であれ、人の第一印象は短時間に決まるということです。

そして、その印象は一生変わらないという学者もいます。とすれば短時間で相手に好印象を与えることができればその後の交渉、営業、接客、コミュニケーションが良好になる可能性が大いに高まります。

今日は出会ってから3秒以内に好印象を与えることができる人がどんなスキルを使っているかを紹介しましょう。

1つ目はマインドスクリプトです。これは自己暗示のこと。

人に好かれるビジネスマンには「自分は人に好かれる人間だ」という自己認識があります。だから、初対面の相手に対しても素の自分のままで自然にコミュニケーションを取ることができます。

しかし、普通の人は初対面のお客様に接する時には心のどこかに「嫌われたらどうしよう」「失敗したらどうしよう」「変なことをいってしまわないだろうか」という不安が少なからずあります。そのため、自然体になることができずに緊張することが多くなります。

そんな時に簡単に役立つのがマインドスクリプト。

実行するのは簡単です。

初対面の人と会う数分前に自分で自分に次のように独り言を口にするのです。

「お客様は私のことが好きになる。私もお客様のことが好きになる。だから絶対に上手くいく」

できれば手鏡に向かっていうとさらに効果的です。

これは伝説の営業マンと呼ばれた加賀田晃氏が生涯にわたって実践している方法です。

毎回、初対面のお客様と会う時にこのマインドスクリプトを繰り返してみてください。3ヶ月もすると「自分は人に好かれる人間だ」という自己認識が生まれます。

私も毎回講演前に実行しています。

「参加者は私のことが好きになる。私もみんなのことが好きになる。だから今日の講演も絶対に上手く行く」

酒井とし夫(2019)「街でみつけた商売繁盛心理学 今すぐできる選りすぐりのアイデア 第41回」『センター月報』2019年8月号


感想

「自己暗示」は簡単な方法ですが、実際に「それでは、やってみよう」と取り掛かる人は少ないでしょうし、取り組んでも続けることは難しいと思われます。

しかしながら、実はこうした日々の小さな積み重ねこそが大きな差を生むのではないかと感じました。

なお、初対面の印象を良く方法として、酒井先生は「自己暗示」のほかに「笑顔」と「声」を挙げられています。興味のある方は本誌をお読みいただければ幸いです。