きゅうりの生産量と消費量を統計データで確認してみました

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

先日、新潟では春きゅうりの出荷が最盛期を迎えているとお伝えしましたので、本日はきゅうりに関する統計をご紹介したいと思います。

 

きゅうり

 

きゅうりの特徴

まずは、新潟のきゅうりについて理解を深めましょう。

新潟県「4月の旬 きゅうり」によると、新潟県産のきゅうりの概要が次のようにまとめられます。

  • 新潟のきゅうりは、水田地帯の豊富な地下水を活用して栽培
  • みずみずしさと「パリッ」とした歯切れの良さが特徴
  • 主産地は新潟市で県内出荷量の5割程度を占める
  • ハウス栽培と露地栽培が組み合わされ、3月~11月の期間で出荷

 

きゅうりの供給動向~全国的な作付面積・収穫量・出荷量~

次いで、全国的な栽培動向について確認してみましょう。

農水省「作況調査(野菜))」をもとに供給側の動向を確認してみます。すると下の表の通り、作付面積や収穫量、出荷量とも、宮崎、群馬、埼玉、福島などが主要産地となっているようです。

なお、新潟は作付面積で全国7位であるものの、収穫量で20位、出荷量で24位と中位となっています。作付面積の割に収穫量・出荷量が少ない背景には、もしかしたら、栽培したきゅうりを家族、親戚、知人の間で自家消費してしまうため、市場に出まわる量が限られているのかもしれません。

 

きゅうりの作付面積、収穫量、出荷量

 

きゅうりの需要動向~1世帯あたりの年間支出金額と年間購入数量~

続いて、総務省「家計調査」を使って需要側の動向をみてみます。なお、「家計調査」の見方については、こちらの投稿をご確認下さい。

まずは、きゅうりに対する1世帯当たりの年間支出金額の推移をみてみましょう。この10年ほどの支出額をみると、ほぼ横ばいで推移しています。

 

きゅうりの品目別支出金額

 

また、同様に月別でみると、5月の支出額が最も多く、以下、6月、9月と続いています。

 

きゅうりの月ごとの品目別支出金額

 

参考までに、きゅうりに対する1世帯あたりの年間支出金額(2014年~2016年平均)を都道府県庁所在市(政令指定都市を含む)別¹にみると、関東地方の自治体が概ね上位に位置しています。私たちが住む新潟市は支出金額で9位、購入数量で7位とトップテンに入っています。

 

きゅうりの品目別支出金額・都道府県別

 

最後に、2016年のきゅうりに対する1世帯当たりの支出金額と100世帯あたりの年間購入頻度を組み合わせて他の野菜等と比べてみました。すると、きゅうりはねぎ、きゃべつ、たまねぎと似たような支出金額・購入頻度となっており、比較的購入する機会・頻度の高い野菜であるとことが理解できます。

 

野菜の年間支出金額と購入頻度

 

感想

作付け面積、支出金額・購入数量をみると、新潟はきゅうり好きな地域の一つと言えそうです。

出荷の最盛期を迎えている時期だからこそ、きゅうりで食卓を彩ってみてはいかがでしょうか。

 

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¹

都道府県庁所在市(政令指定都市含む)の結果はサンプル数が少ないため、参考として記載しました。必ずしも実態を反映しているとは限りませんので、ご注意下さい。