新潟県内の消費マインドは?(2018年夏期消費動向調査の結果)

 

新潟経済社会リサーチセンターの金井です。

今回は、県内の消費マインドを探るために当センターが新潟県内の勤労者とその同居の家族2,000人(有効回答1,607人)に対して実施しているアンケート調査(2018年夏期消費動向調査)の結果について、その一部をご紹介したいと思います。

 

消費マインド 調査

 

消費支出は2期ぶりに上昇

アンケート調査では、現在の消費支出が半年前と比べてどのように変わったか、また、これからの半年間はどのように変わると思うかを「1.増えた(増えそう)」「2.変わらない」「3.減った(減りそう)」の3つの選択肢の中から該当する番号を選んでもらっています。

その上で「1.増えた(増えそう)」と回答した人の割合から「3.減った(減りそう)」と回答した人の割合を差し引いて消費マインドを表す数値(CSI)を算出します。

こうして算出した今回の消費支出CSIは「32.3」となり、前回調査(17年冬期調査)を6.7ポイント上回る結果となりました(図表3)。背景には、1~2月の寒波や大雪の影響で一時的に落ち込んだ消費の反動などが考えられます。

ただし、先行きの見通しを示す消費支出予想CSIは「28.6」となり、足元の消費を示す消費支出CSIと比べて3.7ポイント低くなりました。先行きの消費に対しては、やや消極的な姿勢がみられます。

 

消費マインド グラフ1

 

今後半年間に購入・支出を予定している商品等は?

今後半年間に購入・支出を予定している商品等を<耐久消費財>と<非耐久消費財等>に分けて尋ねてみました。

<耐久消費財>では、「生活家電(冷蔵庫等)」の割合がトップとなりました(図表5)。以下「家具・インテリア用品」「スマートフォン」などの順となっています。

17年夏の調査と比べると、「薄型テレビ」「冷暖房機器」「生活家電(冷蔵庫等)」の割合が上昇しており、09年以降に実施された「家電エコポイント制度」で購入された家電製品の買い替え需要が期待できる結果となっています。

 

消費マインド グラフ2

 

 

<非耐久消費財等>では、「婦人物衣料品」の割合が最も高くなりました(図表6)。以下「国内旅行」「紳士物衣料品」などの順となっています。

17年夏の調査と比べると、「婦人物衣料品」の割合がわずかに上昇する一方、「教育費(学習塾・家庭教師等)」「娯楽費(趣味・書籍等)」「子供用衣料品」などの割合が低下しています。

 

消費マインド グラフ3

 

まとめ

今回の調査結果によると、「消費支出」は2期ぶりの上昇となりました。

背景には、1〜2月の寒波や大雪の影響で一時的に落ち込んだ消費の反動などが考えられます。

先行きの消費に対しては消費支出予想CSIが、足元の消費を示す消費支出CSIと比べて3.7ポイント低くなっており、やや消極的な姿勢がみられるものの、「家電エコポイント制度」で購入された「薄型テレビ」や「冷暖房機器」などの買い替え需要なども期待されることから、消費の下支えも見込まれます。

こうした結果を踏まえ、今後、どのように個人消費が推移していくか注視していきたいと思います。

 

=====

 

※本調査に関する詳しい内容については、当センターの機関誌「センター月報2018年7月号」をご覧ください。なお、アンケート調査結果の一部を紹介したため、図表3、図表5、図表6のみ掲載しました。