衣料品の購入に関するアンケート調査


新潟経済社会リサーチセンターの江口大暁です。

近年、衣料品に対する支出は減少傾向をたどっている一方で、衣料品を実店舗でなく、インターネットなどで購入する金額は増加傾向にあります。

こうしたなか、県内におけるインターネットを使った衣料品の購入状況を探るため、4月上旬から下旬にかけて県内勤労者等2,000人(有効回答1,580人)に対してアンケート調査を実施しました。

本日はその結果の一部をご紹介します。

 

衣料品の購入状況

 

衣料品の購入頻度

全ての回答者に対して、衣料品(本調査では、紳士用・婦人用・子供用衣類などであり、下着・靴下・靴・帽子は除いている)の購入頻度を尋ねたところ、「2〜3カ月に1回程度」と回答した人の割合が32.7%で最も高く、次いで、「月に1回程度」が27.2%、「半年に1回程度」が14.8%となりました。一方、「ほとんど購入しない」は12.9%となっています。

性別にみると、女性は「月に1回程度」「月に2〜3回以上」などの割合が男性よりも高くなっているものの、男性は「ほとんど購入しない」「半年に1回程度」などが女性よりも高くなっています。性別にみると、女性は「月に1回程度」「月に2〜3回以上」などの割合が男性よりも高くなっているものの、男性は「ほとんど購入しない」「半年に1回程度」などが女性よりも高くなっています。

年代別にみると、10〜20代では「月に1回程度」の割合が37.2%と最も高くなった一方で、60代以上では「ほとんど購入しない」が27.7%と最も高くなっています。

 

衣料品の購入頻度

 

衣料品の購入金額の変化

衣料品を「ほとんど購入しない」と回答した人を除く全ての人(以下、『衣料品を最近2〜3年間で購入したことがある人』)に対して、1年前と比べて衣料品の購入金額がどのように変化したか尋ねたところ、「変わらない」と回答した人の割合が53.9%となり、全体の半数を超えました。

なお、「大幅に増えた」と「やや増えた」を合わせた『増えた』と回答した人の割合は16.8%となりました。一方、「やや減った」と「大幅に減った」を合わせた『減った』は29.3%と『増えた』よりも約13ポイント高くなっています。

年代別にみると、全ての年代で「変わらない」の割合が5割を超えています。また、10〜20では『増えた』が『減った』に比べて高くなっているものの、それ以外の年代では、『減った』が『増えた』よりも高くなっています。

 

衣料品の購入金額の変化

 

衣料品を購入する際の行動

『衣料品を最近2〜3年間で購入したことがある人』に対して、衣料品を購入する際に、主にどのような行動をするか尋ねたところ(複数回答)、「店舗で商品を選択・確認し、店舗で購入(以下、『店舗のみで購入』)」の割合が75.4%となり、全体の7割を超えました。次いで、「ネットショップ、SNSなどで商品を選択・確認し、インターネットで購入(以下、『ネットのみで購入』)」が24.6%、「店舗で商品を選択・確認し、インターネットで購入」するいわゆるショールーミングが14.9%、「ネットショップ、SNSなどで商品を選択・確認し、店舗で購入」するウェブルーミングと呼ばれる割合が8.8%となりました。

年代別でみると、『店舗のみで購入』の割合は年代が高くなるほど高くなっている一方、『ネットのみで購入』「店舗で商品を選択・確認し、インターネットで購入」「ネットショップ、SNSなどで商品を選択・確認し、店舗で購入」と回答した人は、10〜20代や30代で高くなっています。

 

衣料品を購入する際の行動

 

衣料品を店舗で購入する理由

衣料品を『店舗のみで購入』や「ネットショップ、SNSなどで商品を選択・確認し、店舗で購入」を選んだ人に対して、衣料品を店舗で購入する理由について尋ねたところ(複数回答)、「購入する前に現物に触れることができる」と回答した人の割合が60.4%と最も高くなりました。次いで、「すぐに商品が手に入る」が33.8%、「店員からのアドバイスや提案を受けたい」が16.9%などとなっています。

性別にみると、女性は「購入する前に現物に触れることができる」の割合が男性よりも高くなっている一方、男性は「店員からのアドバイスや提案を受けたい」などが女性よりも高くなっています。

 

衣料品を店舗で購入する理

 

衣料品をインターネットで購入した経験の有無

『衣料品を最近2〜3年間で購入したことがある人』に対して、衣料品をインターネット(ネットショップ、ネットオークション、フリマアプリなど)で購入した経験の有無を尋 ねたところ、「購入したことがある」と回答した人の割合は62.6%と6割を超えました。性別では男性が60.1%、女性が64.6%となり、女性が男性より高くなっています。

年代別にみると、若い年代ほど「購入したことがある」の割合が高くなっている一方、60代以上のみ「購入したことはない」が77.5%と「購入したことがある」(22.5%)よりも高くなっています。

また、購入頻度別でみると、衣料品の購入頻度が高い人ほどインターネットで「購入したことがある」の割合が高くなっています。

 

衣料品をインターネットで購入した経験の有無

 

まとめ

今回の調査結果をみると、現物に触れることができるといった理由などから、衣料品は『店舗のみで購入』が現状では主流となっているものの、今後は若年層や衣料品の購入頻度が高い人を中心に衣料品をインターネットで購入する頻度が増えると思われます。

また、衣料品を購入する際に、主にどのような行動をするか尋ねたところ、「店舗で商品を選択・確認し、インターネットで購入」するショールーミングや「ネットショップ、SNSなどで商品を選択・確認し、店舗で購入」するウェブルーミングといった行動をとる人も一定数みられたことなどから、購入する商品や時間、価格などによって購入方法を上手く使いわけていることがうかがえました。

そのようななかで、店舗側は現物に触れることができる実店舗の強みと、インターネットなどの情報発信を組み合わせることで、消費者が衣料品を購入する際にとる様々な行動に対応していくことが求められるでしょう。

※本調査に関する詳しい内容については、当センターの機関誌「センター月報2019年7月号」をご覧ください