失敗から始めて成功で終わらせるキャッチコピー

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

本日は、定期的に掲載している「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」の第85回です。

優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師 酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。

 

売れるキャッチコピーの作り方

酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム

広告コラム

今回のお手本キャッチコピー

『どうやって私は大失態がもとで人気者になったか』

 

単なる成功話は人の注意と関心を引きません。しかし、どん底や失敗、落伍経験からの復活劇には人は興味を示します。そのため上記のような「大失態」から「人気者」へという落差のあるコピーは注目を集めます。

「私が起業したきっかけ」よりも
「リストラ社員から私が起業したあるきっかけ」
の方が読み手の興味を引きます。このキャッチコピーから創業独立セミナーの案内コピーにつなげることができます。

「現役での大学合格法」よりも
「学校一の落ちこぼれが現役で一流私大に合格したその理由とは?」
といったキャッチコピーの方が読み手の関心を引きます。このキャッチコピーから講習会や勉強会の案内コピーにつなげることができます。

「DIY特集」よりも
「美術の成績がCだった私にもできた!自宅のお洒落リフォームDIY特集」
といったキャッチコピーから、日曜大工ワークショップや工具の紹介コピーにつなげることができます。

「おススメの英会話教材」よりも
「英語アレルギーだった私に海外の友だちができた!おススメの英会話教材」
といったキャッチコピーで読み手の興味を引き、そこからスクールや教材の案内コピーにつなげることができます。

伝えたい商品やサービスに関わる後半の「成功」部分だけでなく、前半のどん底や失敗、失態部分を考えて、その2つの要素をつなげることがポイントです。

 

(酒井とし夫(2017)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』2017年12月号)

 

 

感想

「成功」した話は単なる自慢話になりがちです。勇気を出して「失敗」した話も併せて伝えると、人から興味を持ってもらえやすくなるのだと酒井先生はおっしゃっているのだと感じました。恐らく、人は単に「成功」したという結果ではなく、「失敗」から「成功」に至る過程や理由に興味・関心があるからなのだと思います。