「実は・・・」閑散期やオフシーズン期に活用できるキャッチコピー

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

本日は、定期的に掲載している「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」の第72回です。

優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師 酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。

 

売れるキャッチコピーの作り方

酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム

広告コラム

今回のお手本キャッチコピー

『実は枝豆は終わりに近づくほど味がよくなります』

 

少し季節外れなコピーですが、このキャッチコピーは9月の後半にスーパーのチラシでみかけたものです。私の家内は大の枝豆好き。そのため、夏場は毎日夕食に必ず枝豆が登場します

が、その家内がこのコピーの書かれていたチラシを目にして感心していました。

「このコピーは上手い。また、枝豆を買いたくなった」

そして、さっそくその日の内にスーパーで枝豆を買い込んでいました。

このコピーはシーズンが過ぎようとしている商品の需要を再喚起する目的、あるいは閑散期、オフシーズンの需要喚起に応用できますね。

たとえば、冬場にビールの需要が落ち込むとします。そのときには次のようなコピーが使えます。

「実はビールはこれからの寒い時期が一番美味しくなります」

もし、特定の曜日の午後に来店が少なければ次のようなコピーはどうでしょう。

「実は美容室は○曜日の午後が一番お得なことを知ってましたか?」

下記のようにどんな業種でも利用できます。

「最もアイスクリームの美味しい時期…、実はそれは冬なのです!」

「実はこのシーズンこそ掘り出しものがたくさん!その理由は…」

「ウィンタースポーツを楽しむには夏からの準備が大切です!」

「家電製品のお得な買い物は○月だということを知っていましたか?」

このようなキャッチコピーを使うときには、本文で「なぜ、その時期が良いのか」をちゃんと説明してあげると良いでしょう。理由があって納得すると、人は行動に至りやすいということが心理学の実験からも証明されているからです。

 

(酒井とし夫(2016)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』2016年12月号)

 

感想

本日のコラムを読んで思い浮かんだのが日本料理です。日本料理は「走り・旬・名残」といった具合に、食材を季節に応じて楽しみます。同じように、自分が取り扱っている商品やサービスについても、季節に応じた楽しみ方や、その季節ならではの活用方法を考えてみると、新たなビジネスチャンスにつながるかもしれません。