「面倒な◯◯不要」「手間なし」~お客様の不満・不安・面倒に着目したキャッチコピー~

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

本日は、定期的に掲載している「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」の第69回です。

優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師 酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。

 

売れるキャッチコピーの作り方

酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム

広告コラム

今回のお手本キャッチコピー

『面倒な○○不要でだれでも○○上手に』

 

「あ〜、もう面倒くさい!」

と、思うことってありますよね。人間誰しも面倒くさがり。だから、タブレットの設定をするのも、スマホの契約をするのも、ブルーレイ・プレイヤーのマニュアルを読むのも、買い物に行くのも、食事の支度をするのも、会社の資料を読み込むのも、運動をするのも、カロリーを計算するのも、企画書を作成するのも、手間をかけずにサクッと済ませたい。

人が困っていることや悩んでいることをビジネスにするのは、中小企業の商売の定石です が、もう1つ「人が面倒くさいと思っていることを解消してあげる」のも生き残りやすいニッ チなビジネス領域です。

私はいつも街中のお店に行って不思議に思うのですが、次のように「面倒な設定・設置・準備は不要です。お任せ下さい!」と、訴求しているお店が少ないですね。

『面倒な手続き不要で今日からスマホデビュー』

『面倒な組み立てが不要なテント!夏本番・今日からすぐにオートキャンプ』

『面倒な手間不要!これ1本でアンチエイジングを実感』

有名な料理レシピサイトにも次のような「手間なし」タイトルが5,200種類以上並んでいますから、面倒なことは省きたいという需要がかなり高いのだと思います。

『茹でる手間なし 鍋1つでチャプチェ』

『手間なし!水なし!残り物でお豆腐カレー』

『手間なしパリパリチーズ餃子』

商品自体で差別化しづらい時でも「面倒な設定、設置、準備全て不要」という点で競合と差別化することができます。

 

(酒井とし夫(2016)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』2016年9月号)

 

感想

以前にも述べたことがあるのですが、私はできるだけ苦労しないで知識や技術、結果などを得たいと思う「お手軽派」なため、お手本のようなキャッチコピーに反応してしまいます。

同様の表現に、「苦労しないで」「疲れないで」「後悔しないで」といったキャッチコピーがあります。状況に応じて使い分けたいものです。