◯◯をした△△のおすすめ~書店・美容院のためのPOP広告~

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

本日は、定期的に掲載している「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」の第60回です。

優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師 酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。

 

売れるキャッチコピーの作り方

酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム

広告コラム

今回のお手本キャッチコピー

『書店員のおすすめ』

 

アリストテレスは優れたコミュニケーターの要因として次の3つを挙げています。

(1)エトス=人格、(2)パトス=情熱、(3)ロゴス=論理。

そして、このうち最も大切なことは(1)のエトスだといわれています。

つまり「誰が言うか」が最も重要であるということです。

キャッチコピーを書くときも同じです。誰がターゲットとなる読み手に影響を与える人であるのかを考えることが大切です。

書店のPOPには「お薦めの1冊」

と書かれているよりも

「書店員が選んだお薦めの1冊」

と書かれていた方が説得力があるということ。

介護で悩んでいる人がターゲットなら「お薦めの介護施設」よりも

「20年親を介護した主婦が薦める介護施設」

と書かれていた方が説得力があるということ。

髪のトラブルで悩んでいる人がターゲットなら「お薦めのシャンプー」ではなく

「カリスマ美容師のお薦めシャンプー」

「薄毛で10年悩んだ私がお薦めするシャンプー」

とすべきです。

「何を伝えるか」よりも「誰が伝えるか」が大切。

自社のターゲットは誰であるのか、そしてそのターゲットに影響力を持つのは誰なのかを明

確にするとこのようなキャッチコピーの作成ができます。

 

(酒井とし夫(2015)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』2015年12月号)

 

感想

酒井先生がおっしゃる通り、ビジネスの世界では「何を伝えるか」「どう伝えるのか」よりも「誰が伝えるか」によって、結果が大きく異なる時があります。

したがって、キャッチコピーを考える際にも、「誰が」ということに意識してみると、いつもと違った反応があるのかもしれません。