なんでわたしが・・・ ~あえて最後まで伝えないキャッチコピー~

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

本日は、定期的に掲載している「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」の第57回です。

優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師 酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。

 

売れるキャッチコピーの作り方

酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム

広告コラム

今回のお手本キャッチコピー

『なんでわたしが東大に?』

 

このキャッチコピーはあえて「なんでわたしが東大に受かったのか?」と最後まで書かずに、
途中で止めているところが上手です。

このように全てを見せずに途中で止めることによって、より相手の興味と関心を引くことを心理学ではツァイガルニック効果といいます。

しかもこの
キャッチコピーもいろいろな業種で応用がしやすい。

「なんで私が売れっ子作家に?」
「なんでわたしが人気マジシャンに?」
といったコピーからカルチャースクールや習い事の紹介につなげることができます。

「なんで私が有名校に?」
「なんでわたしが現役で志望校に?」
といったコピーから塾の紹介につなげることができます。

「なんで私が社長に?」
「なんでわたしが店長に?」
といったコピーから創業講演会や独立セミナー、FC募集セミナーの紹介につなげることが
できます。

「なんで私がマンションのオーナーに?」
といったコピーから資産運用や投資講座の紹介につなげることができます。

「なんでわたしが英語の達人に?」
といったコピーから語学研修や習い事、通信教育の紹介につなげることができます。

あえて最後までいわないほうが良い場合も多いのです。

 

(酒井とし夫(2015)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』2015年8月号)

 

感想

チラシやダイレクトメールといった販促物のキャッチコピーだけではなく、報告書やブログなどの文章の見出しについても、読み手に分かりやすく・・・と思って、ついつい伝えたいことの要約を書いてしまいがちです。

もちろん、コンパクトにして理解しやすくする場合は問題ないのですが、読み手に興味を持ってもらうためには、最後まで伝えないというキャッチコピーや見出しも時には必要なようです。