失敗しないための○○、損しないための○○~自動車販売店や衣料品店などでのキャッチコピー事例~

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

本日は、定期的に掲載している「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」の第53回です。

優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師 酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。

 

売れるキャッチコピーの作り方

酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム

広告コラム

今回のお手本キャッチコピー

『○○が失敗する理由』

 

人には「失敗したくない」「損をしたくない」「恥をかきたくない」という根源的な思いがあります。そのためこれらの言葉を下記のようにコピーに含めると反応率が高まります。

「真面目なお母さんほど子育てに失敗する3つの理由」

「慎重な人ほど退職金運用で失敗することがあるって知っていましたか?」

「クルマ選びで失敗しない簡単なチェックポイント」

「あなたの医療保険、実は大きく損をしているかもしれません」

「○○で損をしないために!専門家からアドバイスを受けるチャンス」

「知らないと損をする!病院選びの新常識」

「恥をかかないための社長のドレスコード」

「知らないと恥ずかしい!?今さら聞けない冠婚葬祭のマナー」

「PTAや学校行事で恥をかかないためのママの着こなし術」

広告原稿ではまず上記のようなキャッチコピーで読み手の関心を引きます。

そして、本文でそれを知らなかったために(あるいは、それを持っていなかったために)失敗した、損をした、恥ずかしい思いをした体験談等を紹介します。

さらに、あなた(読者)にもその可能性があることを示唆します。

その後で失敗しない、損をしない、恥をかかないために自社の商品やサービスが役に立つということを説明します。さらに既存のお客様からの感想を掲載し、特典の紹介まで行うと反応率の高い通販型広告の原稿が完成します。

 

(酒井とし夫(2015)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』2015年3月号)

 

感想

以前にお伝えした「苦労しないで○○する」と似たようなキャッチコピーだと思いました。当然ながら、人は「苦労したくない」ですし「失敗したくない」「損をしたくない」という思いがあります。そのため、「楽をするための」「成功するための」「得するための」といったプラスの表現よりも、事例のようにマイナスを避ける表現に魅力を感じる時があるのだと思われます。