あなたは○○に払いすぎていませんか?~損に着目したキャッチコピー事例~

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

本日は、定期的に掲載している「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」の第45回です。

優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師 酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。

 

売れるキャッチコピーの作り方

酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム

広告コラム

今回のお手本キャッチコピー

『あなたは○○に払いすぎていませんか?』

 

このコピーは競合よりもコストを下げることができる商品やサービスを提供している会社は応用しやすいですね。

たとえば

(中略)

「あなたは治療費を払いすぎていませんか?」

「あなたのそのリフォーム、無駄なお金を払いすぎていませんか?」

「あなたは通話料を払いすぎていませんか?」

(中略)

「治療費の補助が受けられます」「お手頃な価格で○○することができます」といったストレートな表現よりも、上記のようなに「あなた」という言葉を含めた疑問形にして、「損をしているかもしれない」「本来手にするはずのものを失っているかもしれない」と示唆することによって読み手には当事者意識と興味が芽生えます。

人間にはこれから「手に入れるもの」よりも、「失ったもの」に価値を置きやすい性質があります。そのため、「来年、あなたは今年より100万円多く手に入れることができますが、その具体的な方法を知りたいですか?」と言われるよりも、「あなたは去年、節税をしなかったために100万円多く払い過ぎています。それを取り戻す具体的な方法を知りたいですか?」と言われると後者の方に魅力を感じる人が増えるのです。

 

(酒井とし夫(2014)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』2014年8月号)

 

感想

このキャッチコピーは目にする機会がとても多いです。人は「損をしているかもしれない」ことや、「失ったもの」に敏感に反応しやすいからなのですね。