あなたに○○~「当社は」「私たち」を使わないキャッチコピーやPOP広告事例~

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

本日は、定期的に掲載している「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」の第42回です。

優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師 酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。

売れるキャッチコピーの作り方

酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム

広告コラム

今回のお手本キャッチコピー

『あなたにもっと輝いてほしいから』

 

広告の読み手のお客様の関心事は「あなた」のことではなく「私」のこと。「あなたの会社」のことではなく「私」のこと。「あなたの商品」のことではなく「私」のこと。

だから、広告コピーの主語は「私」ではありません。広告コピーの主語は読み手である「あなた」が中心でなくてはなりません。

「どうもわが社の広告物は反応が悪い…」と悩んでいる方は自社のパンフレットや資料と赤色と青色の蛍光ペンを用意してください。そして、パンフレットや資料の中で「自社や自分」について書かれている部分を赤色の蛍光ペンで塗ります。次に「あなた=お客様」について書かれている部分を青色の蛍光ペンで塗ります。

塗り終わったら全体を眺めてみてください。そして、もし赤色の部分の方が多ければそれは広告の主語が「当社は」とか「当社のサービスは」「私たちは」という書き出しが多くなっている、会社やお店が主人公になっている資料です。

読み手であるお客様の関心事は「あなた」のことではなく「私」のことです。お客様の悩みや困りごとに共感し、自社の商品やサービスがお客様にもたらすメリット、得、プラスを中心に書いている資料は青色部分が多くなっているはずです。

日常の会話でも「私がね…」「私が思うには…」「私は…」「ウチの家族が…」「我が家では…」という話をずっと相手から聞かされてうんざりした経験がありませんか?広告というのはお客様とのコミュニケーション活動と同じです。

良好なコミュニケーションを取るためには「私」の話は控えめに、「相手」を主人公にした話を多めにすることが基本です。

 

(酒井とし夫(2014)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』2014年7月号)

 

 

 

感想

まさしく酒井先生のおっしゃる通り、普段の生活でも自分のことばかり話す人は嫌われがちです。ましてや商売になれば、なおのことです。

プライベートでも仕事でも「私は」「当社は」ではなく「あなたは」「お客様は」といった主語を意識していきたいと思います。