先輩に学ぶ○○準備~お客様の声を使ったキャッチコピー~

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口です。

本日は、定期的に掲載している「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」の第31回です。

優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師・酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。

 

酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム

売れるキャッチコピーの作り方

今回のお手本キャッチコピー

『先輩に学ぶ○○準備』

 

何事においても、どんな分野でも先達、先輩というのは存在します。そして私達はその先達、先輩の経験談、アドバイスというものが貴重な情報であることを経験的に知っています。

そのため同じ情報を提供する場合であっても、企業からの情報提供という形を採るよりも、先輩の経験談を通して語られる情報という形にした方が抵抗感なく読み手に受け入れられます。

具体的には自社の商品やサービスの長所や特徴を広告販促物の中で自ら述べるのではなく、「先輩に述べてもらう」のです。例えば60代以上の投資初心者に投資信託の良さを理解してもらいたい場合には、

「人生の先輩に学ぶ60歳からの投資信託」

といったキャッチコピーで読み手の興味を引き、本文では「投資信託にはこんなメリットがあります」と企業自らが紹介するのではなく、すでに投資信託を始めている70代や80代の方の声を掲載して、そのメリットや特徴を述べてもらうようにするということです。

企業自身が「○○というメリットがあります」と直接的に述べると、読み手は「どうせ営業トークだろう」という気持ちを抱きやすくなりますが、間接的に発信された情報は抵抗感なく受け入れる確率が高まります。

これは心理学では間接話法と呼ばれるテクニックですが、その間接的な情報発信者が「人生の先輩」であることにより、現実味と信憑性と信頼度がさらに付加されることになります。

ちなみにこういった間接的な情報は、3人以上の発信者が存在するとその影響度はさらに高まります。そのため3人以上の先輩の話を掲載する形にした方がその広告物の反応率は高まります。

 

(酒井とし夫(2013)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』2013年9月号)

 

感想

確かに「お客様の声」を掲載したチラシを見ると、3人の声が紹介されているものを見る機会が多いような気がします。やはり、ちゃんとした理由があったのですね。