トップクラス・極上・高品質~事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方・19~

 

こんにちは、新潟経済社会リサーチセンターの江口です。

本日は、定期的に掲載している「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」について、ご紹介します。

優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師・酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。

酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム

売れるキャッチコピーの作り方

今回のお手本キャッチコピー

『トップクラスの○○○がご相談を承ります』

 

これはラジオCMで耳にしたコピーです。

「トップクラスの担当がご相談を承ります。」という言葉を聞きながら、「へ~っ、そんな優秀な人が相談に乗ってくれるんだ。ずいぶんと優秀な人材が揃っている会社だな。」と思いました。

でも、しばらくしてから「トップクラスって何?」と思い直しました。

「トップ」ではないのです。「トップクラス」なのです。

しかも、何と比較してのトップクラスなのか、トップがどの程度の水準なのかが分かりません。このCMでは、意図的に曖昧な言葉を使って自社の提供するサービスのイメージを向上させているわけです。

広告コピーという視点から考えると、言葉の使い方が上手ですね。

「当社のスタッフがあなたのご相談に応えます。」
より
「当社のトップクラスのスタッフがあなたのご相談に応えます。」
の方が印象が良いでしょ。

もちろん、嘘や誇大表現はいけませんが、人は「トップクラス」「極上」「高品質」等の名詞化された言葉を目にしたり、耳にしたりすると、自分の心の中で勝手に都合よく解釈を始めるのです。(これをNLP心理学では「ミルトンモデルの名詞化」といいます。)

言葉一つで商品やサービスの印象は大きく異なりますね。

 

(酒井とし夫(2012)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』No.468)

 

最後に

似たような表現を探してみると、商品には「本物」「特製」「最高級」「上質」といった表現、スタッフには「エキスパート」「達人」「名人」「凄腕」などが該当すると思います。

ケースバイケースで活用してみて下さい。