あえてマイナス表現~事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方・14

 

こんにちは、新潟経済社会リサーチセンターの江口です。

本日は、定期的に掲載している「事例で学ぶ!キャッチコピーの作り方」について、ご紹介します。

優れたキャッチコピーは集客や売上アップに大きな影響を与えます。ビジネス心理学講師・酒井とし夫氏が雑誌・新聞・Webサイト・書籍などで見つけたお手本となるキャッチコピーを解説します。コピー作りの参考としてご活用ください。

 

酒井とし夫先生のワンポイント広告コラム

売れるキャッチコピーの作り方

今回のお手本キャッチコピー

『お叱りのお電話をいただきました。

 

このキャッチコピーは新聞広告で見つけたものですが、「いったい、どんなことで叱られたのだろう?」と思わず興味が湧き、広告文章を読んでしまいました。

通常、広告では「良いこと」しか書かれていませんね。だからこのような「マイナス表現」のコピーはよく目立ちます。例えば

「『いいかげんにしろ!』との電話を頂きました。」
「お叱りのお手紙が届きました。」
「お客さまから『がっかりした』と言われたのです。」

こんなコピーを広告で見かけたら気になりますよね。

「『いいかげんにしろ!』との電話を頂きました。…あのとき、お客さまが真剣に怒ってくださったので、私たちの目が覚めたのです。長年の慣れに安住していた私たちがお客さまサービスに真剣に取り組むきっかけとなったのです。」

といったストーリ展開なら、キャッチコピーで興味を引いた後で、自社が現在どれほど真剣にお客さまサービスに取り組んでいるのかを説明することができます。

周囲が「良いことしか言わない」のであれば、自社は「マイナス表現」で目立つ、というのも立派な差別化です。

 

(酒井とし夫(2012)「ワンポイント広告コラム」『センター月報』No.463)

最後に

まさに逆張りの発想ですね。

ウチの商品はいかに優れているのか?を一生懸命にアピールする企業が多い中、あえてマイナス情報を開示することで、お客様の興味を引き、さらには信頼度につなげようというキャッチコピーです。

ただし、あまりテクニックに走り過ぎるのも、どうかと思いますので、あくまでも真摯に伝えることがポイントのような気がします。