【統計で確認】日本のバドミントン人口!

 

新潟経済社会リサーチセンターの江口知章です。

第24回世界バドミントン選手権大会(2018年 7月30日~8月5日)に続き、第18回アジア競技大会(2018年8月18日~9月2日)でも、日本のバドミントン選手の活躍が目立っています。

そこで、本日は日本のバドミントン人口について調べた結果をご紹介いたします。

 

バドミントン 人口

 

バドミントンの競技人口の推移

まずは、バドミントンを競技としておこなっている人の数、いわゆる競技人口を確認したいと思います。

公益財団法人日本バドミントン協会のWebsiteをもとに、「会員登録人数」の推移をまとめてみると、以下のようなグラフになります。。

 

バドミントンの競技人口

 

この10年間の推移をみると、「会員登録人数」は増加傾向をたどっており、人気のスポーツとなっているようです。特に2014年度以降の伸びが高くなっています。下のグラフのとおり、内訳をみると、高校生や中学生の増加が目立っています。

 

バドミントンの会員登録人数

 

競技人口の内訳

2017年度の「会員登録人数」の内訳をみると、高校生が全体の37.6%、中学生が29.3%を占めており、当然ながら中高校生が競技人口の主体となっています。

そこで、高校生と中学生の競技人口について、詳しくみていきましょう。

 

バドミントンの会員登録人数の内訳

 

高校生の競技人口

まずは高校生の競技人口です。高校生の「会員登録人数」は11万2,377人となっています。一方、いわゆる学校での部活動の人数を表していると思われる公益財団法人全国高等学校体育連盟加盟・登録状況」(2017年度)をもとに、バドミントンの加盟「人数」をみると、男女合わせて11万7,998人となっています。すなわち、日本バドミントン協会および全国高等学校体育連盟の統計はほぼ同数となってまいす。

このうち、全国高等学校体育連盟の加盟「人数」(バドミントン)をみると、男子は6万1,177人となっており、競技別では第5位の順位、女子は56,821人で第3位の順位となっています。つまり、男女とも人気スポーツとなっています。なお、加盟「人数」をみると、男子よりも女子の人数が少ないものの、種目別の順位は男子よりも女子の順位が高くなっています。詳しくは、以前に投稿した「部活動の人数 スポーツ競技種目別の人気ランキング【高校生編】」をご覧下さい。

 

全国高等学校体育連盟 加盟人数 部活動

 

中学生の競技人口

続いて、日本バドミントン協会の中学生の「会員登録人数」をみると、8万7,371人となっています。一方、公益財団法人日本中学校体育連盟「加盟校調査集計」(2017年度)をもとに、バドミントンの加盟「生徒数」をみると、男女合わせて13万6,507人となっており、日本バドミントン協会の「会員登録数」よりも多くなっています。

このうち、日本中学校体育連盟の加盟「生徒数」(バドミントン)をみると、男子は4万9,469人となっており、種目別で第9位の順位、女子は87,038人で第6位の順位となっています。男子よりも女子の人数が多く、順位も女子の方が高くなっています。詳しくは、以前に投稿した「部活動の人数 スポーツ競技種目別の人気ランキング【中校生編】」をご覧下さい。

 

スポーツ人口 中学生 部活動

 

高校生と中学生の競技人口の比較

バドミントンの競技人口について、日本中学校体育連盟の加盟「生徒数」と全国高等学校体育連盟の加盟「人数」を比べてみると、2017年度で男子の中学生は4万9,469人となっており、競技別では第9位となっているのに対して、男子の高校生は6万1,177人で第5位の順位となっています。すなわち、男子では中学生よりも高校生でバドミントンの競技人口が多く、順位も上位に位置しています。

同様に、2017年度の女子の中学生は87,038人となっており、競技別で第6位となっているのに対して、女子の高校生は56,821人の第3位の順位です。女子では中学生よりも高校生で競技人口が少なくなっているものの、順位は上位となっています。

 

都道府県別の競技人口

都道府県別の競技人口についても、確認してきおきましょう。

日本バドミントン協会の「会員登録人数」(2017年度)を都道府県別にみたのが下のグラフです。このうち、中学生では北海道が最も多く、続いて神奈川、千葉、東京、埼玉などのいわゆる1都3県が続いています。また、高校生では東京が突出して多く、埼玉、神奈川が続いています。全ての属性を合わせた会員登録人数の「合計」をみると、東京、北海道、神奈川、千葉、埼玉、愛知の順位となっています。

 

バドミントンの会員登録人数 都道府県別

 

なお、私たちが住む新潟も第8位と上位に位置しています。もしかすると、積雪の多い地域なので屋内スポーツが好まれやすいことや、新潟県内にはバドミントン等の用具を製造するメーカーの生産拠点があり、バドミントンに親しみやすい土地柄であることなどが影響しているのかもしれません。経済産業省『平成28年経済センサス-活動調査結果(製造業)』により「品目別、都道府県別の出荷及び産出事業所数(従業者4人以上の事業所)」をみると、「テニス・卓球・バドミントン用具」の出荷金額について新潟は埼玉に続き、第2位となっています。

 

バドミントンの参加人口

ここまではバドミントンの「競技人口」を確認してきましたが、ここからは趣味として楽しむ「参加人口」をみていきたいと思います。

 

社会生活基本調査の結果

総務省『平成28年社会生活基本調査』では、過去1年間に該当するスポーツをおこなった人(10歳以上)の数を「行動者数」と定め、10歳以上に占める「行動者」の数の割合を「行動者率」と呼んでいます。

そこで、参考までに余暇として楽しんでいるスポーツ(行動者率)をみると、バドミントンは第11位となっています。順位はサイクリングや野球(キャッチボールを含む)、卓球よりも低く、サッカー(フットサルを含む)、スキー・スノーボード、テニスよりも高くなっています。

 

スポーツの種類別行動者率

 

まとめ

少子高齢化が進んでいるにもかかわらず、中・高校生を中心にバドンミントンの競技人口が増えていることが確認できました。

競技人口増加の背景の一つには、日本のバドミントンが強くなったことがあるのかもしれません。各種大会での競技成績が良くなり、報道等で取り上げられる機会がより一層多くなって注目されやすくなったため、競技人口が増えた面があると思われます。競技人口を増やしたい他のスポーツにとっても、ヒントになるのではないでしょうか。

 

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今回の投稿では、公益財団法人 日本バドミントン協会様の「会員登録数の推移」(https://www.badminton.or.jp/nba/touroku.html)を使用させていただきました。この場を借りて感謝申し上げます。