都道府県別の平均寿命。さて新潟県の順位は?

 

新潟経済社会リサーチセンターの神田です。

昨年12月、厚生労働省は「平成27年都道府県別生命表の概況」において都道府県別の平均寿命を公表しました。この都道府県別生命表とは、人口動態統計調査及び国勢調査のデータを用いて5年ごとに作成しており、今回が11回目となります。

 

 

平均寿命トップは、男性が滋賀県、女性が長野県

今回の調査結果によると、都道府県別の平均寿命が最も長かったのは、男性では滋賀県の81.78歳、女性では長野県の87.675歳でした。

 

 

平成22年に実施した前回調査と比べた全国平均の平均寿命の伸びをみると、男性では1.18歳、女性では0.66歳伸びるなど、全都道府県で平均寿命が伸びています。

ちなみに、新潟県の平均寿命をみると、男性は80.69歳(前回調査と比べると+1.22歳)で全国第24位、女性は87.32歳で全国第11位(同+0.36歳)となっています。

なお、食事スタイルや生活習慣の影響があるためか、西高東低で語られることが多い平均寿命ですが、同じ県であっても男女で順位が大きく異なっているケースがあるため、因果関係を特定できていないのが実状のようです。

 

平均寿命と同様に注目される健康寿命

平均寿命と同様に注目されているものが健康寿命です。健康寿命とは、一般には健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間とされています。そして、平均寿命と健康寿命との差を、日常生活に制限のある「健康ではない状態」としています。

なお、厚生労働省が公表した全国の男女別の平均寿命と健康寿命の差をみると、男性では9.58歳、女性は12.80歳となっています。

 

まとめ

今回は、平均寿命と健康寿命についてご紹介しました。昨今、平均寿命の伸びに対して健康寿命の延びが追いついていないため、その差が広がりつつあります。

そうしたなか、政府は「日本再興戦略」において、2020年までに「国民の健康寿命を1歳以上延伸」という目標を掲げています。より質の高い医療・介護の提供を通して平均寿命と健康寿命の差を縮めることができれば、生活の質の低下を防ぐことが期待できます。今後、政府が進める「健康長寿社会」がどのように実現していくのか、その動向が注目されます。