新潟県の食材の魅力を発信するアンテナショップ

「表参道・新潟館ネスパス」の累計入館者数が1千万人を突破

 

コメと酒

こんにちは。新潟経済社会リサーチセンターの高田です。

先日、新聞等で、新潟県のアンテナショップ「表参道・新潟館ネスパス」の累計入館者数が9月中旬に1千万人に達すると報道されました。新潟県によれば、東京都内にある道府県のアンテナショップで1千万人を突破するのは、北海道、沖縄県に次いで3番目だそうです。

新潟館ネスパスは開業当初から順調であったわけではありません。転機となったのは2006年12月のリニューアルです。それまでは新潟県の文化や観光地の紹介を主としていましたが、食材を中心とした物産販売に軸足を移したことで来館者数が増加しました。開業当初は年間10万人程度であった来館者数も、リニューアル後は80万人程度にまで増加し、今では100万人を越えています。

 

新潟県はアンテナショップを積極的に活用

アンテナショップの動向については、一般財団法人地域活性化センターが「自治体アンテナショップ実態調査」を毎年行っており、現在は、14年度調査までが公開されています。

14年度調査(13年度実績の調査)をみると、東京都内の52のアンテナショップのうち、年間100万人以上の来館者があるのは、新潟館ネスパス以外に、北海道、栃木県、沖縄県の3道県のアンテナショップしかありません。

新潟館ネスパスの来館者数が多い理由として、コメや酒といった食材の魅力の高さは勿論ですが、そもそも新潟館ネスパスは、アンテナショップとして大規模だという面もあります。

前出の14年度「自治体アンテナショップ実態調査」によれば、東京都内に500㎡以上のアンテナショップを出店しているのは、新潟県以外に福井県、広島県、鹿児島県、沖縄県の4県だけです。面積の広さは、新潟県がアンテナショップに力を入れている表れとも言えます。

東京都以外でも、新潟県は2014年4月末に「じょんのび にいがた」というアンテナショップを大阪府に設置しました。また、「自治体アンテナショップ実態調査」で確認された海外のアンテナショップは、新潟県がロシアのウラジオストク市とハバロフスク市にそれぞれ設置している「おもてなし館」2先のみとなっています。こうしたことからも、新潟県がアンテナショップに注力している様子がうかがえます。

 

新潟の食材に親しんでもらう機会を提供

県内市町村では、佐渡市が東京都内にアンテナショップ「丸の内佐渡特選館」を出店しています。ここでは佐渡の物産を販売しているほか、佐渡の食材を利用したお弁当(3種)も販売しています。FacebookやTwitterでその日のお弁当のおかずを写真付きで紹介しているので、中身を確認してから買いに行けます。

新潟館ネスパスにも、地下1階にお食事処「新潟食楽園」、1階には9月1日にリニューアルした和食会席「にいがたの味静香庵」があり、ランチとディナーを提供しています。

アンテナショップは、県外の皆さんから日常的に新潟の食材や物産に親しんでもらう良い機会を提供していると思います。今後ますます新潟県のアンテナショップへの来館者数が増え、新潟県の食材の魅力が伝わることを期待します。