新潟県内の消費動向は?(17年冬期消費動向調査の結果)

 

こんにちは。新潟経済社会リサーチセンターの早川です。

今回は、県内の消費マインドを探るために当センターが新潟県内の勤労者とその同居の家族に対して実施しているアンケート調査(17年冬期消費動向調査)の結果について、その一部をご紹介したいと思います。

 

 

消費支出の先行きには、明るい兆しがみられる

アンケート調査では、現在の消費支出が半年前と比べてどのように変わったか、また、これからの半年間はどのように変わると思うかを「1.増えた」「2.変わらない」「3.減った」の3つの選択肢の中から該当する番号を選んでもらっています。

その上で「1.増えた」と回答した人の割合から「3.減った」と回答した人の割合を差し引いて消費マインドを表す数値(CSI)を算出します。

こうして算出した今回の消費支出CSIは「25.6」となり、前回調査(17年夏期調査)を3.2ポイント下回りました。ただし、先行きの見通しを示す消費支出予想CSIは「25.7」となり、足元の消費を示す消費支出CSIを0.1ポイント上回っています。

予想CSIが足元の数値を上回ったのは、消費税の引き上げを控えた13年冬以来の8期ぶりであり、消費支出CSIの先行きには明るい兆しがみられる結果となっています(図表3)。

 

消費支出

 

今後半年間に購入・支出を予定している商品等の<耐久消費財>では「生活家電」が13年ぶりのトップ

今後半年間に購入・支出を予定している商品等を<耐久消費財>と<非耐久消費財>に分けて尋ねてみました。

<耐久消費財>では、「生活家電(冷蔵庫等)」の回答割合が04年冬の調査以来、13年ぶりのトップとなりました。以下「スマートフォン」「家具・インテリア用品」などの順となっています。

16年冬の調査と比べると、「冷暖房機器」「薄型テレビ」「生活家電(冷蔵庫等)」の回答割合がわずかではあるものの上昇しています(図表6)。

 

耐久消費財

 

<非耐久消費財>では、「婦人物衣料品」の回答割合が最も高くなりました。以下「国内旅行」「紳士物衣料品」などの順となっています。

16年冬の調査と比べると、「貴金属・ハンドバック・靴」の回答割合が1.6ポイント上昇しているほか、「子供用衣料品」などの回答割合が上昇しています。一方、「婦人物衣料品」の回答割合が2.6ポイント低下しているほか、「スポーツ・アウトドア活動費」「国内旅行」「自己啓発(稽古事・資格取得等)」などの回答割合が低下しています(図表7)。

 

非耐久消費財

 

まとめ

17年冬の結果では、消費支出CSIは17年夏の調査結果を下回ったものの、今後の個人消費には明るい兆しがみられる結果となりました。

また、「今後半年間に購入・支出を予定している商品」の<耐久消費財>では、「生活家電(冷蔵庫等)」が13年ぶりのトップとなり、2009年以降に実施された「家電エコポイント制度」で購入した家電製品の買い替えによる消費の下支えが見込まれます。

今後、こうした明るい兆しが本格化し、個人消費が持ち直していくのか、その動向に注目していきたいと思います。

 

※本調査に関する詳しい内容については、当センターの機関誌「センター月報2017年12月号」をご覧ください。

 

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アンケート調査結果の一部を紹介したため、図表3、図表6、図表7のみ掲載しました。