新潟県の公示地価の動向(2015年)

 

はじめまして。新潟経済社会リサーチセンターの神田です。

先日、新潟県内の地価動向について地元テレビ局の方から問い合わせがありました。国土交通省が3月18日に公表した新潟県内の「公示地価(以下、地価)」の調査結果についてコメントが欲しいという内容です。

そこで、恥ずかしながら取材を受けることになりました。せっかくですので、その際のコメントの内容、つまり最近の県内の地価動向について今日はお伝えしたいと思います。

新潟県の地価動向

今回の調査結果をみると、県内の地価は平成7年以降、20年連続で下落していました。ただし、平成23年調査以降は5年連続で下落幅が縮小しており、こうした状況を踏まえると、地価はようやく下げ止まりつつあるものと思われます。

 

平均地価の下落率の推移

▲図をクリックすると、鮮明に見えます。

 

上昇した地域は?

調査結果を用途別にみると、全10カ所(住宅地で8カ所、商業地で2カ所)で前年の地価を上回る地点があり、いずれも新潟市内でした。ちなみに新潟市の何区だと思いますか?

正解は、中央区9カ所、江南区1カ所です。なお住宅地では、利便性や住宅環境との調和に優れた地域で宅地需要が高まり、地価の上昇につながったようです。

また、前年から地価の変動がなかった「横ばい」地点は、住宅地では31カ所、商業地では7カ所となりました。このように少しずつではありますが、明るさが見え始めてきたように思われます。

一方、高齢化の進展や過疎化、観光業の低迷が続いている地域では、地価の下落率が大きくなっており、県内の地価は、“2極化”が進んでいるようです。今後、県内の地価がどのように推移していくのか、注目されます。

取材を終えて

いやぁ、何度取材を受けても緊張してうまく答えられません。いつも突然ですから。でも、実は嫌いではありません(笑)。

当センターでは、今回のテレビ取材をはじめ、県内における個人消費や雇用の動向、景気見通しのほか、県内経済に関する各種調査結果に関するコメントまで様々なご照会に対応させていただいております。是非ご活用ください。